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パルテノ

ぱるての

永野護の漫画作品『ファイブスター物語』の登場人物。人工生命体ファティマの一人。
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人物編集

クローム・バランシェによって製作された2体目のファティマ

クーンマージャと同時期に製作されたバランシェの初期3女神『狂花の3女神』のうちの次女に当たる。

ファティマの中ではちょっと珍しいアフリカンタイプ。


スペック…戦闘3A・MH(GTM)制御3A・演算3A・耐久B2・精神D・クリアランスVS2・タイプM型


パワーゲージに3Aを三つも持つという当時考え得る最高のスペックを持たされたファティマ(作中では2A超えがゴロゴロ登場するためイマイチ実感しづらいが、一般的なファティマではAが一つでもあれば周囲に自慢できる高品質ファティマである)。

特にMH(GTM)制御能力においては星団最高峰の性能を誇る45体の『バランシェ・ファティマ』の中でも最強と言っても過言ではない(ラキシスら『運命の3女神』は番外として除く)。


しかし、その過剰とも言えるずば抜け過ぎた性能ゆえに、精神的安定性は最低レベルを通り越して生まれつき精神崩壊を起こしているような状態であった。

さらに戦闘力も並の騎士以上のものを持つ3Aという数値であり、これは仕えるべき「騎士」を超える戦闘能力を持つということであるため、星団法違反とされるものである。

バランシェが抱いていた『人間のエゴでファティマの生殺与奪が決定されること』への怒りが、当時はまだまだ青かった彼の若い情熱によって、極端な形で反映されたファティマであるとも言える。


本来ならばすぐにでも廃棄処分されても仕方がないようなファティマであったのだが、彼女以上にブッ飛んだ性格であるミラージュ騎士団のバーグル・デ・ライツァー大公(通称:シャフト)のパートナーとなったことで、彼に麻薬漬けにされてダムゲート・コントロール(ファティマの精神制御プログラム)を破壊されるという荒業によって精神的均衡を保つことができるようになった。

とは言ってもあくまで「ラリった状態で精神的な均衡を保ってる」というだけであって性格自体はブッ飛んだまま。

さらにダムゲート・コントロールを失った結果、麻薬大好き、セックス大好き、人間に暴力を振るうのも自分の意思で平然と行えるという、イカれた姐ちゃんと化してしまった。

当然ながらこんなファティマが他の一般的な騎士たちに使いこなせるわけもなく、一般人にとっても危険な存在であるため、表向きは廃棄処分扱いにされている。


だが、ファティマとしての性能の高さは本物。その実力の高さは他のファティマでは手に負えない特殊なMHであるヤクトミラージュ(GTMイーヤー)の起動と調整を寸分の狂いも無く制御した上に、そのまま恒星間移動、大気圏突入、戦闘参加を連続で敢行するといった離れ業をみせていることからも窺え、イカれてはいてもバランシェ・ファティマたちにとっては頼りになる優秀な姉である。

また、主人であるシャフトとのパートナー関係も意外と良好。シャフトはシャフトで殺人と麻薬が大好きというかなり困った性格で、狂人・危険人物揃いだった当時の第2期ミラージュ騎士団グリーンレフトを象徴するような騎士であったのだが、それだけにウマが合うらしく、よく二人で夫婦漫才もどきのやり取りをしており、寧ろパルテノのほうが主導権を握っているように見えることもしばしば。


通常はラリった言葉遣いだが、カステポーでのレディオス・ソープ救出作戦でA.K.D.軍にバスター砲での砲撃を仕掛けたシーブル軍に対処した際には、落ち着いた言葉遣いを見せている。この時はダグラス・カイエンから貸与されたMHシュペルター(GTMデムザンバラ)を駆るミシャル・ハ・ルンのパートナー・クラッパに同じバスター砲での対消滅を図るよう指示し、さらにデータリンクでシュペルターの反撃をバックアップした。


カステポーでの戦いの後、全ての黒幕であったボスヤスフォートにシャフトが殺害されてしまったことで再び精神崩壊の兆候を示したため、ソープ(アマテラス)に保護された。

後にデコース・ワイズメルの息子である剣聖ベルベット・ワイズメルのパートナーとなり、再びヤクトミラージュ(イーヤー)を駆るとされる。


関連イラスト編集

パルテノ自分用アイコン


関連タグ編集

ファイブスター物語 FSS

ファティマ(FSS)

薬物中毒

クローム・バランシェ創造主

シャフトバーグル・デ・ライツァー):マスター

ヤクトミラージュ:乗騎

ベルベット・ワイズメル:マスター(予定)

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