設定
通常兵器では歯が立たないアローンへと対抗するために、一色健次郎が開発したビビッドシステムにより、主人公の一色あかね達が変身して身に着ける「対アローン用の次世代アームスーツ」である。
変身するには各自が持つ専用の鍵「オペレーションキー」が必要不可欠となる。発動コードは『イグニッション! テクスチャー・オン!』。
↑オペレーションキー
オペレーションキーはあかねが持つオリジナル(いわゆる親機)とほかの3人持つコピー(子機にあたるもの)があり、親機に子機が合体することで様々な形態に変身することが可能。
ビジュアル
鮮やかなビビッドカラー、メカニカルな装飾、腰に巻かれたベルト、そしてスーツの発光部分が目を引く印象的なデザイン。
見た目は手足が露出したマーチングバンドのカラーガードを彷彿とさせた軽装であり、肩にフリル+ミニスカートというフリフリした魔法少女っぽい衣装。しかし、各箇所の金属パーツとベルトが装飾されたデザインなので、女性版ヒーロースーツという解釈にできなくもない。
頭部は帽子を被っている。帽子の正面には鍵穴の形状を模した金属突起物と、その上に白い羽の装飾品がある。
装着者の頭にくっついているのか、体制が横になろうと逆さまになろうと、重量に左右されずに外れるどころかズレることすらない。しかしコミック版2巻のp.21にて、ウソくんこと健次郎があかねの帽子の中から姿を現す際に帽子が外れる描写があるので、状況によっては着脱可能かもしれない。
前胸部にあたる部分には、電源マークを意匠としたコア(?)がある。公式側は、ここをパレットスーツのトレードマークとするかのようなの扱いの表現が見受けられる。
現に劇中では以下の通りに
- 変身中の出現シーンでは必ずアップで描写される
- この部分から子機のオペレーションキーが生成される
- アニメ本編やゲーム画像等ではまばゆく発光する
- アニメ第六話以降のED映像でアップで描写されている
- コミック版の変身解除シーンの描写では、アップで描写されて発光した後に変身解除している
以上の点から、このコアはパレットスーツの着用時にエネルギーを供給する装置の一種であるとも推察できる。もしかするとウルトラマンでいうカラータイマーや、仮面ライダーの変身ベルトというように、このコアはパレットスーツにおけるエネルギーを司る重要な中枢器官かもしれない。
胸から股辺りまではサーコート・前垂れのような細長い布がある。
背中部分には『ISSHIKI®』と黒文字が記入されている。
スーツの至る部分には金属チューブ(公式資料では「金属のメッシュホース」と記述)〉が垂れ下がっており、金属突起物(帽子、ベルト、腰、足にあるものとは別の形)の間を繋いでいる。
腰部分には衣類をまとめるように黒色のベルトが巻き付いている。光り方からして一見、金属製にも見えるがグニャリと曲がっている描写があるため軟質な模様(まあ金属だと硬くて痛いだろうし…)。バックル部分は上述した帽子の金属突起とまったく同じ鍵穴の形状をしている。ベルトの先端は金属製のベルトエンド(エンドパーツ)の形状であり、それらでバックルを繋いでいる模様。劇中(第二話のed等)でも見受けられるように、エンドパーツ内部にあるフックでバックルを繋ぎ留めていると思われる。
また、スパッツとベルトのデザインによって全体的に引き締まった印象も受ける。これはスパッツが太もものラインを強調させ、さらにベルトを締めていることでウェストがスリムに見えるからだと思われる。ベルトのカラーも黒色かつ光沢感のあるデザインなので周囲の色を引き締めて目立たせ、より一層ボディラインが強調された見た目となっている。
ちなみに、ベルトのバックルと帽子部分はよく見ると鍵穴の形になっている。
清楚であるのにスタイリッシュさを感じさせ、なおかつセクシーな色気すらも兼ね備えるという不思議な衣装である。
スーツのメインカラー以外はすべて同じ造形であり、細かな違いといえば装着者の“サイズ”くらい。色合いに関しても赤・青・緑・黄なので某戦隊ヒーローをイメージしてしまってもおかしくはないだろう。いちおう桃と黒もいるわけだし。
なお、素顔を隠すためのオプション機能として申し訳程度のカラーグラスで目元を覆う機能も備わっているが、ほとんど使用されない。
劇中では第3話の冒頭でこの姿を見ることができるが、若葉には正体バレバレだった…。その容姿からして とあるロボットアニメのグラサン兄貴を彷彿とさせるが、たぶん気のせい気のせい…。
コミック版ではデザインが異なっており、こちらはシューティンググラスのようなスタイリッシュでシンプルなデザインになっている。
能力
変身後は装着者の身体能力や防御力を劇的に引き上げ、更に質量制御とイオンクラフト噴射加速(足裏のジェット噴射)によって空を自由に飛べる。
スーツ内部には電気的回路を持たず、全機能が示現エンジンから直接供給される示現エネルギーによって賄われているため、装着時には示現エンジンのエネルギー消費量が大きく上昇する。
各自専用の武器「ネイキッド・ウェポン」を持っており、戦闘時には手元に召喚(転送?)してアローンと戦う。武器を取り出す際や攻撃する際に使用者が武器名を叫ぶ。
本体の攻撃力・防御力も通常の兵器と比べても高く、敵からの攻撃を受けても傷一つつかないほど。ただし能力自体は装着者に比例するため、個体差は生じる。またサポートコンピュータも内蔵しており、スーツの制御のほかに索敵能力や分析などに用いる。バリアを張ることで水中や真空での行動も可能。戦闘機や巨大な鉄骨を楽々と持ち上げたり、パチンコの映像内では飛び蹴りで画面を割る描写があるなど丸腰でも十分な戦闘力を持ち合わせていそうだが、詳細は不明。
欠点は親機(あかね)がいないと合体できないこと、合体や必殺技を使用すると著しくエネルギーを消費すること、個々では大型のアローンを倒すのは困難であること(第七話であかねが戦闘不能になった際に、第八話では残りの3人で東京を襲ったアローンと戦っており、同時攻撃を仕掛けることでかろうじて倒すことができたが、かなり強引かつスーツに負担をかける戦い方をしたためなのか、以降はその戦法を行っていない)。
また第七話ではあかねが戦闘不能になった影響、そして最終回では示現エネルギーを使いきった影響なのか、スーツのすべての発光部分が消失する演出が見受けられた。この現象はスーツ内のエネルギーを使い切った状態であり、示現エンジンの設定に沿うならパレットスーツの全機能が停止していると思われる。ただし、あくまでスーツの機能が停止しているだけであって、変身解除にまでは至らないようだ。各スーツのメインカラーも色彩を失ってはおらず、変身途中の白い状態には変貌しなかった。(この状態でも最低限の防御力や衝撃吸収能力は保たれており、このおかげで高度からの落下にも耐えることができた)。通常なら示現エンジンから再供給されることで再起動するのだが、このときは示現エンジンがアローンによって占拠されコントロールを奪われていたためそれが出来なかった。
ちなみに能力差なのか、発光パターンが異なり、
あかねはベルト装着時、ひまわりは変身完了時にベルト部分が発光する。
あおいはベルト装着時は背面描写なので発光しているかは不明で、変身完了時は発光していない。
わかばは装着時も変身完了時も発光していない。
ちなみに
劇中ではパレットスーツを着用するにはあかねたちメイン4人。
なので二次創作ではキーキャラクターである黒騎れいやあかねの妹ももがスーツを着用したイラストが見受けられる。
ただし、れいに関しては、後にセガから発売されたクロスオーバー音ゲー『ミラクルガールズフェスティバル』の初期コスチュームとしてパレットスーツが用意されている。
2021年稼働のニューギンの「Pビビッドレッドオペレーション」にて上記のれいのパレットスーツと共にもものパレットスーツも新規描き下ろしで追加されている。
関連タグ
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