「起きて…」
「ごめん…今まで、ツラかったね。」
「私の一部なのに、ずっと私に否定されて…」
「私…どの顔が"本当の自分"か、考えてた。」
「けど…どそれは違うね。そんな風に探してちゃ…」
「"本当の自分"なんて、どこにも無い。」
「あなたも…私も…テレビの中の"りせちー"だって…私から生まれた。全部…"私"。」
概要
『ペルソナ4』に登場する久慈川りせの初期ペルソナ。対応アルカナは「恋愛」。
名前の由来は、かつて邪馬台国を占いによって総べていた女王、卑弥呼…なのだが、対応アルカナに反して卑弥呼は生涯夫を持たなかったと伝承されている(使用者の性質に乗っ取ったアルカナ属性である可能性が考えられる)。
サポートやバックアップを専門とするペルソナであり、基本的に戦闘能力は皆無である。
外見は、頭部がパラポラアンテナとなった白いワンピースを纏う女性。
両手ヘッドマウント式ディスプレイを持ち、りせはこれを装着することで支援を行う。
能力
上記の通りダンジョン探索や戦闘でのサポートに優れたペルソナ。
ダンジョン内でのシャドウや宝箱の位置の特定、また仲間同士の通信や被害者の捜索を請け負う。
戦闘時はサポートスキルによる支援や、アナライズによる弱点看破も可能。
レベルやコミュランクが上がれば、ボス戦以外では必ず逃走できるようになったり、戦闘終了後にSPやHPを回復してくれるようになる。
『ペルソナ4ザ・ゴールデン』では、戦闘中も補助技や総攻撃への参加といった形で援護してくれるようになった。P4ではそれほどでもないのだが、P4Gのりせはチート性能であるため、戦闘で楽をしたいなら優先的に上げていきたいコミュニティ。
『P4A』では敵の攻撃予測を主としたサポートという描写となっている。
『P4U2』では再び稲羽を襲ったシャドウ現象に「今度こそみんなの役に立ちたい」と奮起。ペルソナが変化し、肩と腰のユニットを飛ばしての戦闘が行えるようになった。スカートに隠れた足とパラボラアンテナに覆われていた顔が露わとなった他(つまり、文字通りパンツ穿いてない状態である。なお、パラボラアンテナの一部は目と繋がっており、ペルソナ特有のグロさも健在)、最大の特徴は赤い髪の毛が生えた点である(何気に初期ペルソナが進化とは異なる形態変化を行ったのは歴代でも珍しい例である)。
なおそれまでのサーチやサポート能力も問題なく使える模様。原作に存在した魔法では「テトラカーン」や「マカラカーン」が使えるようだ。
『ペルソナ4 ダンシング・オールナイト』では戦闘行為が一切禁じられているマヨナカステージで探査・支援能力を応用しダンスによって心を伝える事に成功。二手に分かれた後も遠距離から3年生メンバーに音楽を届け、ペルソナ無しでも伝達能力やサーチを行えるようになる。
担当楽器はハープ。
進化
カンゼオン
ヒミコが進化した姿で、更に複数のパラボラアンテナを装着している。
また衣服にはストライプ模様が走り、足には目盛りが描かれている。
元ネタは観世音菩薩、即ち「観音様」である。人々の苦しみを聞き、救済の手を差し伸べる存在とされ、要救助者の捜索を請け負うこのペルソナの元ネタに相応しい神仏である。
コウゼオン
カンゼオンが進化した姿で、頭部がパラボラアンテナから巨大な天体望遠鏡へ変化、体の周囲には太陽系軌道図が浮遊しており、腕も赤と水色で彩られた多腕となっている。
シャドウの全情報を1発で解析できるフル・アナライズを習得する。
元ネタは観世音菩薩の別名である光世音菩薩。
関連イラスト
関連タグ
ペルソナ能力 ペルソナ4 ペルソナ4ザ・ゴールデン P4U P4U2 P4D 久慈川りせ