ヒロイック(遊戯王)
ひろいっく
「ヒロイック」と名の付くモンスターが所属しているカテゴリーで、アニメ版遊戯王ZEXALの登場人物・ゴーシュも使用。
所属モンスターは戦士族で統一されている。メインデッキに投入できるH・C(ヒロイック・チャレンジャー)はほぼ地属性だが、エクシーズモンスターのH−C(ヒロイック・チャンピオン)に関しては、現在、地属性・光属性・闇属性が混在している。
基本的には戦闘に関する効果を持つレベル4・ランク4モンスターが多いが、アニメでの使用者がバウンサーを使用していた名残からか、上級モンスターも混ざっている。
また、登場当初はランク4としては破格の打点上昇効果を持ち、オベリスクすら相打ちに持ち込めるエクスカリバーの存在が光っていたものの、メインデッキに投入できるモンスターの質が控えめなうえ、搦め手や魔法・罠への対抗手段が特になかったため、カテゴリーとしてはファンデッキ級の域を出なかった。
一応、(登場当初は)それなりに展開力があったダブルランスと、打点補強要員としてそれなりの性能のあったエクストラ・ソードはあったため、一時期は奮闘していたものの、環境の高速化などについていけずに失速。しばらくして、レベル1モンスターが加入したが、地力そのものはあまり変わらなかった。
もっとも、ヒロイック関連サポートの「ヒロイック・チャンス」と前述のエクスカリバーによるワンショットキル級の打点上昇ギミックが一種のロマンとして、一部のプレイヤーに見込まれた他、ニコニコ動画にてクッキング流などで知名度をあげたカオス闇ゲにて、ライフ回復ギミックとイラストアドバンテージをフル活用した太陽神デッキとの対戦の際に、ネタ要素満載の過激なデュエルの主力として盛り上げるなど、引き立て役としてはそれなりに評価されていた。
2014年には、アタッカーとランク4素材要員を兼任できるうえ、サーチ能力も持つハルベルトと、ダメージなどを介した蘇生効果などを通してランク4エクシーズ展開を大きく促進できるサウザンドブレードなどが登場。
様々なデッキに出張し、時にはEmやライトロードなどの混成デッキを通して環境上位陣にくらいつくなどの活躍を見せた。カテゴリーの地力も向上し、一部の手札誘発効果モンスターなどの活躍の機会も増え始めた。
近年では少しおとなしくなったものの、リンク召喚などの妨げになる要素を持ったカードも少ないため、まだ他のカテゴリーなどとの併用などで活躍する可能性を秘めたカテゴリーと思われる。