概要
別名クマネコ、クマジャコウネコ。
体長60~97cm、尾長56~89cm、体重9~17kg。
単独もしくは数頭からなる小規模な群れをなし、南アジアや東南アジアの熱帯雨林に棲息する。
夜行性で体毛は黒く、四肢の指は5本で、爪は部分的に引っ込めることができる。尾は長く、ジャコウネコ科では唯一、先端を物に巻きつけることができる。
植物食傾向の強い雑食性で主に果実を食べるが、昆虫類、ミミズ、魚類、鳥類、小動物なども捕食する。
余談
江戸時代の『天保雑記』に書かれている、出島に入港したオランダ船にジャガタラ(ジャカルタ)から積まれてきたという謎の生き物「ヌルテケレナスシンベ」の正体であるという説がある。
(オランダ語の「ノーデリカ・シベットカット(北のジャコウネコ)」の空耳であるとも)