概要
つのだじろうの漫画『忍者あわて丸』を原作とした東映動画制作のアニメーション作品。及びその主人公。
1967年7月3日~1967年9月18日、1969年12月29日~1970年3月30日にNET(テレビ朝日)系列で放送された。
「なんでもOK事務所」所属の忍者・ピュンピュン丸やチビ丸が様々なトラブルを解決していくコメディアニメ。
忍者や侍のいる時代が舞台であるが、近代兵器や怪獣やサイボーグなども登場する。
新聞の番組表などには仮タイトルの『花のピュンピュン丸』のまま掲載され続けたが、番組タイトルは最初から『ピュンピュン丸』である。
OPは財津一郎が担当している。
登場人物
ピュンピュン丸(CV:田上和枝)
野球忍法の使い手で、腕はたつがドジな甲賀忍者。
けん玉を武器にしている。
さゆりの事が大好きだがケメ子にはよく妨害されている。
財津一郎の持ちネタである「キビシーッ!」というセリフをよく口にする。
チビ丸(CV:加藤みどり)
ピュンピュン丸の弟。
白いダブダブの忍者服に赤いマスクがトレードマーク。「ビエー」という擬声語付きの泣き声であらゆるものを破壊する「忍法鼓膜破り」を使うが、事務所の中では常識人。
口癖は「~だもん」。
所長(CV:八奈見乗児)
「なんでもOK事務所」の所長。
事務所の財政は火の車にもかかわらず仕事はピュンピュン丸兄弟任せで、自身はだらけている。
長いひげの先が手のようになっており、触手のように自在に動く。
ピュンピュン丸の事が好きな庶民の少女。
髪型はおかっぱなのだが、前髪が長過ぎてお椀を被って目だけ出しているように見える。
ピュンピュン丸が関わる騒動に自身も毎回巻き込まれるが、精神も腕力もタフで、決して挫けることがない。
さゆり(CV:白石冬美)
ピュンピュン丸が好意を抱いている伊賀忍者。
当初はピュンピュン丸の想いには鈍感だったが、彼の活躍を見て次第に好意を寄せるようになり、彼が他の女性から言い寄られると不機嫌になる。
風魔一族の頭領。
「なんでもOK事務所」の商売敵で引き受けた仕事を妨害する。
所長と真逆に自ら陣頭指揮を執り、不平不満を並べ立てる部下達を鼓舞する。