「呪われし竜よ、出でて邪悪な力を振るえ! ライド! ファントム・ブラスター・ドラゴン!」
概要
TCG『カードファイト!!ヴァンガード』ブースターパック第4弾『虚影神蝕』で登場した、グレード3のシャドウパラディンのユニット。
ソウルセイバー・ドラゴン対と思わせるデザインや上記の台詞がある。(ソウルセイバーより貧乳だとか)
製品イラストは、三好載克氏と、漫画版の作者伊藤彰氏(SP版)
能力名は「ダムド・チャージング・ランス」
公式設定
聖騎士団の一部に渦巻いていた負の感情を支配し、シャドウパラディンを創設した動乱の元凶。
絶望・嫉妬・恐怖など、ありとあらゆる負の感情を自らの力へと変えることができる。
仲間を計画の為の道具としか考えておらず、用済みになれば容赦なくその力を喰らい、糧としてきた。
闇が光を越えた時、「シャドウ・イロージョン」の刃は弾丸の如く標的へ降り注ぎ、光の残滓を食い尽くすだろう。
「死と絶望こそ我が刃! 渦巻け、シャドウ・イロージョン!」(RRR三好載克イラスト版)
「死と断末魔を刃とせん、蠢け、シャドウ・イロージョン!」(SP伊藤彰イラスト版)
カードとしての性能
能力1
ヴァンガード時、ソウルにブラスター・ダークがいる場合、永続的にパワーが1000プラスされる。
ドラゴニック・オーバーロードなどのように攻撃と防御のパワーが11000になり、優秀なヴァンガードとして戦える。
能力2
ヴァンガード時、カウンターブラストを2枚払い、シャドウパラディンのリアガードユニットを3体ドロップゾーンに送ることで自身のパワーが10000、クリティカルが1アップする起動能力。
「ダムド・チャージング・ランス」にあたる能力である。
ヒットすれば大打撃を与えることができ、ヒットしなくても相手は必然的に多くの手札をガーディアンとして消費することになる。
しかし、代償として3枚ものリアガードを失うため、考えなしに起動しても損するだけになることが多く、状況を見て使用することが必要不可欠。
なお第5弾のブースター『双剣覚醒』(1月14日発売)ではこのユニットがクロスライドした姿「ファントム・ブラスター・オーバーロード」がいる。(どこぞの地獄の黙示録の炎の名前をくっつけている。)こちらはソウルにこのユニットがいるとパワーアップする。
アニメでの扱い
アビス・フリーザー、暗黒の盾マクリール、ドランバウをコストにして能力を使用し、アタックを仕掛けたが、ガードされた。
ガードに手札を使わせたことでブラスター・ダークのフィニッシュに繋がったため、相応の働きはしたと言える。
第45話(VS龍堂グンジ)では能力を使用し、フィニッシャーとなっている。
第48話(VS美童キリヤ)では2体登場し、1枚目はライド、2枚目はコールされた。
能力を2ターン連続で使用。1度目は冥界の催眠術師によりガードされたが、2度目はフィニッシュへと繋げた。
第50話(VS櫂トシキ)では暗黒魔道士バイヴ・カー、ブラスター・ジャベリン、髑髏の魔女ネヴァンを退却させ能力を使用したが防がれた。
第57話(VS櫂トシキ)では雀ヶ森レンが使用。このファイトで能力は発動しておらずアポカリプス・バットのブーストでアタックした。
そして次のターンこのユニットからファントム・ブラスター・オーバーロードにクロスライドした。
第63〜64話(VS先導アイチ)では雀ヶ森レンが使用。2体登場し、1枚目はライド、2枚目はコールされた。
髑髏の魔女ネヴァン、グルルバウ、ダークサイド・トランペッターを退却させ能力を使用し防がれるも、ドライブチェックで出たクリティカルトリガーの効果をリアガードのファントム・ブラスター・ドラゴンに付与し、アイチに2ダメージを与えた。
返しのターンにアルフレッド・アーリーの能力でスペリオルコールされたブラスター・ブレードの能力でリアガードのファントム・ブラスター・ドラゴンは退却されるも、次のターンこのユニットからファントム・ブラスター・オーバーロードにクロスライドした。
能力名は「ダムド・チャージングランス」
リアガードを退却させるコストのことを「命を捧げる」と表現し、それに準じた描写が為された。
第48話ではライド時の台詞、能力名が使われていない。
アニメで使われているのはSP版のイラストのカードである。
漫画版での扱い
櫂トシキと雀ヶ森レンのAL4アジト内でのファイト時、雀ヶ森レンが使用した。
能力である「ダムド・チャージングランス」を使用したがアニメでは犠牲になったユニットは斬られると言う描写で表したことに対し、漫画版では自らの槍を使い犠牲になるユニットを串刺しにすると言う直接的な描写で表した。
先導アイチ戦ではソウルセイバー・ドラゴンを串刺しにするというエグイ描写になっている。
2015年5月29日彼は形を変えてきて帰ってきた・・・・・。
ヴァンガードGで世代交代したのにもかかわらずブースターG3弾『覇道竜星』でジェネレーションレアになって帰ってきた。
グレード3のユニットのままであるが強力なブレイクライドを引き下げて登場した。
なおこのイラストは製品イラストを担当したDaisuke Izuka氏のものである。
公式設定・テキストフレーバー
ユナイテッドサンクチュアリの歴史に残る、大規模な内乱を引き起こした諸悪の根源――通称「奈落竜」。
その正体は、あらゆる生命が発する負の感情に蝕まれ、最後はある者の手によって暗い奈落の底に
心を落としてしまった聖域の守護竜の一柱。
内乱の決着後、奈落竜は先導者の手によって裁かれ、その魂は「光」と「闇」に分かれる。
モルドレッド――守護竜としての力を宿した聖なる魂は、死にゆく騎士と同化して新たな肉体を得た。
ガストブラスター――奈落竜としての力を宿した邪悪な魂は、世界に蔓延する負の感情に惹かれて肉体を得た。
侵略者との戦が終結し、再び平和が訪れた聖域。
この後、侵略者の残党によって歴史が改変される事件が発生。
「ファントム・ブラスター・ドラゴン」としての姿を残したまま、“シャドウパラディン”にて
贖罪を為し続ける可能性が生まれたが、事件の解決と同時にその可能性は掻き消え、
再び元の世界――光と闇の魂に別たれた軸へと収束していった。
ある時、起源を同じくする魂は、突如前触れもなく惹かれあった。
決戦の地へと至った二つの存在は、互いを滅ぼさんと死闘を演じ続けたという。
光が勝利したのか、闇に呑み込まれたのか、互いに跡形も無く消滅してしまったのか。
戦いの決着、その後の足取り……知る者はいるが、語る者はまだいない。
彼の物語は終幕を迎えたのか、それとも――。
「運命よ、我にさらなる絶望を与えよ!」
ユニット性能
効果1
【自】【リミットブレイク】(4)(あなたのダメージが4枚以上で有効):[【ソウルブラスト】(3)] 《シャドウパラディン》がこのユニットにライドした時、コストを払ってよい。払ったら、あなたのヴァンガードを1枚選び、そのターン中、パワー+10000し、『【自】【(V)】:[あなたのリアガードを3枚選び、退却させる] このユニットがヴァンガードにアタックした時、コストを払ってよい。払ったら、2枚引き、あなたのダメージゾーンから3枚選び、表にし、そのバトル中、相手はグレード1以上のカードを手札から(G)にコールできない。』を与える。
ソウルブラストと犠牲になるリアガードが重いが相手のガードを制限しカウンターブラストを3枚回復する強力なブレイクライド能力。
ライドするユニットによっては相手の思考を停止しかねない能力である。
完全ガードすら出せないため相手に更なる絶望を与えられる。
効果2
【自】:[あなたのリアガードを1枚選び、退却させる] このユニットが(V)に登場した時、コストを払ってよい。払ったら、あなたの山札からカード名に「ブラスター」を含むカードを1枚まで探し、相手に見せ、手札に加え、その山札をシャッフルする。
ブラスターの種類が多いためストライドやブレイクライドの準備がしやすい。
但しリアガードが一体必要なので慎重に扱うこと。
天輪聖紀では
3000年もの時が過ぎた天輪聖紀では既に過去の存在であるが、ファントム・ブラスター・ドラゴンだけはその圧倒的極まる力から絶望と恐怖の象徴として未だに語り継がれている。
その姿はケテルサンクチュアリ中部の「長角山脈」にある「宝珠堂」の奥、ドラゴンモンク ゴジョーの護る洞窟「死せる修道僧の庵」内部に形ある幻影として残されており、その最深部にある「真実」を守るために立ちはだかっている。
そして、ある少女が見た「真実」。
奈落竜の幻が守る扉の向こうにいたのは、剣を手放し、その身を白く冷やした老いたる黙示録の炎だった……。
関連タグ・カード
カードファイト!!ヴァンガード ヴァンガードユニット シャドウパラディン
ソウルセイバー・ドラゴン ブラスター・ダーク ブラスター・ジャベリン
外部リンク
カードリスト | 「カードファイト!! ヴァンガード」 公式ポータルサイト
カードリスト | 「カードファイト!! ヴァンガード」 公式ポータルサイト
ファントム・ブラスター・ドラゴン-CARDFIGHT!ヴァンガード wiki-