概要
アメコミ出版社・MARVELの諸作品に登場する同社を代表する巨大怪獣キャラ。
綴りは「Fin Fang Foom」で、日本ではフィン・ファン・フーム/フィン・ファン・フーンと表記される。
身長:126m・体重:14万6000t(ヴィレッジ・ブックス刊行邦訳本『マーベル怪獣大進撃』・マーベル怪獣大図鑑より)
なお、マクルアンの他にも竜やドラゴンは多数存在する(シンビオートですらドラゴンの姿をした個体がけっこういる)。
翼での飛行、口からのブレス攻撃(可燃性の強酸性のブレスや火炎放射)など能力的にもドラゴンに良く似ている。変身能力や憑依能力やテレパシーやエネルギーの物理変換能力なども有している。
数千年前、数名の仲間と共に宇宙船で故郷の星を離れ地球にやってきた。
"Fin Fang Foom" は彼の名前の発音を地球の字でおおまかに書き表したもの。彼の種族の言語は地球人には正確には発音できないらしい(しかし彼の方は地球の言語を流暢に話せる)。
彼の名は彼の種族の言語で「四肢は山を砕き、背は太陽を掠める」という意味。
なお、マクルアンは(地球人の感覚で見て)その恐ろしげな姿に反して、実は種族全体としては平和的で戦いを好まない者の方が多い。フィン・ファン・フームやその仲間のような攻撃性と征服願望の持ち主はごく少数しかいないが、かなりの惑星を侵略してきた。
1950年代末期、ファンタスティックフォー等のスーパーヒーローコミックを出版するようになる以前のMARVELは、巨大怪獣が暴れまわるコミックを多く出版しており、フィン・ファン・フームも元々はそれら巨大怪獣コミックの一つに登場した怪獣の一体だった。
そのデビュー作では『中国奥地の秘境に住む伝説の龍で、台湾人の青年によって特殊な薬草で眠りから覚まされて台湾侵攻に迫る中国軍撃退に利用される』という役どころだった。
その後、1990年代に『アイアンマンの宿敵』として再登場し、『竜の姿をした異星人』である事が判明。
MARVELの怪獣キャラを代表する顔となり、MARVELのライバル会社・DCコミックを代表するジャスティスリーグと対戦し、2017年のクロスオーバーイベント『MONSTERS UNLEASHED』でも地球側の怪獣の一体としてキッド・カイジュウことケイ・カワデと協力して宇宙怪獣軍団と戦った。
『ディスク・ウォーズ:アベンジャーズ』では
属性 | パワー |
---|---|
必殺技 | ファイアーブレス |
クリー・マクト砲によって倒され、D-セキュアされた。
MCU
「アイアンマン」や「マイティ・ソー/バトルロイヤル」にオマージュとしてポスターや肖像などが登場している(参照)(参照)。
トリビア
- 書き手によって顔がドラゴンらしく描かれたり、人間のような顔に描かれたりする。
- 怪獣キャラでありながら、何故か紫色のパンツを履いた姿で登場する事が多い。
- 一時期ファンタスティックフォーからのリハビリプログラムを受けて、人間サイズで中華料理店のコックをしていた事がある。
外部リンク
- Fin Fang Foom Powers, Villains, History | Marvel(MARVEL公式のキャラクター紹介。英語)
関連タグ
以下ネタバレ注意
「シャン・チー/テン・リングスの伝説」に登場するテンリングスは、原作準拠でマクルアンの古代技術である。