経緯
生粋のゼントラーディ兵器は戦闘ポッドやパワードスーツくらいであり、長らく可変戦闘機の概念を持たなかったゼントラーディであったが、地球人類との接触で兵器の開発や改良を学んだゼントラーディ内の反統合勢力は独自の可変戦闘デバイスを開発している。
このような機体は統合軍から敵性可変戦闘機=Enemy VAlkyrie、略してEVA(イーヴァ)と呼ばれている。(ちなみに、「フェイオス・バルキリー」という名前はVF-X2において読者公募で採用された。)
開発されたばかりのフォールド・ブースターを搭載したVFX-11を奪取した反統合ゼントラーディ勢力によって開発された機体だが、単純にVFX-11を改造した機体ではなく、反体制ゼントラーディの手に渡ったVFシリーズの技術を応用して作られた兵器の一種であり、外観も性能もVF-11とは別物となっている。
機体詳細
ガウォーク形態は存在しないが、ファイター形態は平らでステルス性も高く、最高速度はマッハ6.8と、当時の新統合軍の最新鋭機であるVF-19やVF-22以上。
バトロイド形態はゼントラーディ系のバトルスーツのヌージャデル・ガーやクァドラン・ローの流れを汲む独自のフォルムになっている。
カメラアイはモノアイタイプでマニピュレーターは3本指となっていることから、クァドラン・ローに搭載されたシステムの改良型が搭載されていると推測される。
登場作品
- マクロスVF-X:2047年、ミルキードールズ誘拐事件を引き起こした惑星エリュシオンの反乱ゼントラーディ勢力に所属する「敵ライバル」が使用する機体が登場。ディープグリーンにイエローのカラーリングが入っている(イメージイラストではパープルになっている)。
- マクロスVF-X2:2050年、VF-Xレイヴンズと戦う反統合ゼントラーディ組織「ブラック・レインボー」のリーダーであるティモシー・ダルダントンの機体として登場。
関連タグ
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