「我が狩道(しゅどう)は、獲物を捕縛するもの。この《聖覇狩道(モーテス)》の中から逃げることは、何人たりとも叶いません!」
「勿論、狩猟貴族ですよ。レブラハルド卿、あなたは聖王に相応しくありません」
「天に代わって、成敗します」
概要
聖剣世界ハイフォリアの五聖爵の一人で、子爵。
そして、聖王レブラハルド・ハインリエルの娘。
初登場
第十六章《魔弾世界》編、§6.【子爵】にて初登場した。
正体
概要にて、フレアドールを聖剣世界ハイフォリアの五聖爵の一人である子爵にして、聖王レブラハルドの娘だと記述したが、それは全くの偽りであり、真実は、正帝ヴラドと共謀して学院同盟パブロヘタラで暗躍している根源クローンである。
描写
銀水聖海の強者たちの首を奪い、《絡繰の淵槽》に《絡繰淵槽水銀創造(ラジナ・ノウズ・リエスト)》を行使することで創った首無しの絡繰神──つまりは正帝をその首の人物に成り代わらせており、自身も首無しの絡繰神に変化することが可能である。
正帝ジジとの会話で、根源クローンと絡繰神の量産が難しいため、正帝の故郷──絡繰世界デボロスタと推測される──を復興させるにはあと四万六千年掛かると発言していた。
また、一万四千年前に、聖剣世界ハイフォリアの名家クルトン家を掌握し、レブラハルド即位に対する反対勢力を扇動していた。
容姿
マントを羽織った男装の麗人の姿をしている。
人物
子爵を演じている時は、正義感がいきすぎるきらいがあり、そのため言葉を荒げやすいといった性格を演じているが、素の時は常に悠然とした態度を取っている。
能力
子爵を演じている時は捕縛の魔法を得意としている。
そして、その時は絡繰神に圧倒される程度の強さだが、本当は大提督ジジ・ジェーンズを不意打ちとはいえ滅ぼすほどの力量を誇っている。
また、第三魔王ヒース・トニアも正帝だったことを考えると、ヒースをも滅ぼして正帝に成り代わらせている可能性が高いため、それを事実と仮定すると不可侵領海の中でも上位の実力を持っていると思われる。