曖昧さ回避
- 『DOGDAYS』に登場する世界。
- 『ファイナルファンタジー7リメイク』に登場する、ウェッジの飼い猫のうちの一匹。
ここでは1について説明する。
概要
『DOGDAYS』の舞台となるファンタジー異世界で、動物の耳と尻尾、習性を持ち、人間よりも比較的温和な気質の「けもの人」が住んでいる。
正確には世界全体を指すのか、惑星を指すのか、大陸を指すのかは現在のところ曖昧。当然地球とはまるで異なる文化・環境が根付いており、紫がかった青空と常時見える二つの月が特徴的。
特筆事項としてかなり「平和」な世界観である事が挙げられ、少なくともシンク達が訪れたビスコッティ共和国を始めとする広域は、人々がライバル意識以上にいがみ合う事もなく、犯罪なども蔓延ってはいない。
特に外交手段としての「戦争」は「戦興行」と呼ばれ、フィールドアスレチックと異種格闘技を足したような、ケガ人の出ないスポーツ的な興業アトラクションとして描かれている。
これはフロニャルドに偏在する「フロニャ力(ふろにゃぢから)」と呼ばれし加護のエネルギーによる恩恵が大きく、人々はこれを使って様々な魔法的技能「輝力」を扱う事が出来る。
そしてフロニャルド出身の人間は、フロニャ力の働く場所においてはダメージで死傷することがなく、無力なけものだまに変わるだけで済み、20分ほど(負わされたダメージによって前後する)で元に戻る。
勇者をはじめとする一部のツワモノは簡単にはけものだまにもならず、その代わり装備している防具が破壊され、更にダメージの度合いによっては下着までもが破壊される。
一方で「魔物」と呼ばれる脅威も存在し、強力な魔物が現れるときはフロニャ力も弱まる為に完全に安全とは言えない。
街や集落、戦興業で使用するバトルフィールドはフロニャ力の強い場所に作られており。逆に街道筋などはフロニャ力が弱いため、野生生物や魔物の襲来に注意を払う必要がある。
戦興業も、本来はそういった脅威に対して自衛手段や戦闘意志を失わないよう鍛錬するための目的もあった。
数百年前までは今より魔物の被害が深刻で、人同士の本気の争いもあったようだが、当時台頭した"勇者一行"によりそれらは沈静化され、現在の在り方が構築されていった。
国家
現在、作中には主に以下の三国が登場している。国名や人名は、主に地球各国のお菓子やその製法などが元になっている。
以下の項目で、それぞれの国名や姫に対応する元ネタも解説する。
大陸南部にある、犬のような雰囲気の人々が暮らす国。
- ガレット獅子団領国
大陸湾岸にある、猫のような雰囲気の人々が暮らす国。
元ネタはフランスの料理。
ビスコッティ西方にある、リスのような雰囲気の人々が暮らす国。
元ネタは砂糖やでん粉などで作る生地の一種。
その他、
- 聖(サンクト)ハルヴァー王国
大陸北方にある、兎のような雰囲気の人々が暮らす国。
- ドラジェ領国・・・「ドラマBOX Vol.2」に登場する、ガレット東側にある国。
- カミベル王国・・・ガレットの南側の国
- オランジュ王国
- エルドニア
等々。
議論
- 地球人とフロニャルド人の交配について
主人公シンク・イズミが第1級フラグ建築士な為に出てきた議論が「地球人とフロニャルド人の間で交配が可能なのか」。
長らく議論が続いているがクーベルのご先祖様でかつて勇者としてこの地に召喚された英雄王アデライド・グランマニエが地球人(フランス人)であることが明かされたので可能とされている。
この為か、アニメ本編中のクーベルにリス耳以外にも髪に紛れ通常の人の耳が見える部分がこれまで幾つか確認されている。
単なる作画ミスとも言われているものの、その割には確認されるカットが多い。
- 言語に関して
フロニャルドで会話に使われている言語に関しては、今のところまだ明かされていない。
文字に関してはフロニャ文字という独自のものがあり、地球のそれとは異なる。
テレビアニメ本編では日本語で放送されているものの、
- アデルが過去に召喚されている。
- 地球側のメインキャラクターが会話に支障を来たしていない。
……ことから、フロニャルド語はラテン言語の系譜
(実在する言語はスペイン語、イタリア語、英語、フランス語など)
にある可能性もある。
またガレットの異人街アヤセの存在から、別の大陸で日本人が過去に召喚されている可能性もある。