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概要

IV号戦車の車台をベースに製造された突撃砲である。

ドイツ軍制式名称IV号突撃戦車、制式番号Sd.Kfz.166

ブルムベアは一般的に『灰色熊』のことだとよく言われるが、実はドイツ語に「Brummbär」という単語はない。英語のグリズリーと同じく「Grizzlybär」というのが正解である。

Brummというのは熊がグルグル唸っていて機嫌が悪い時の鳴き声を表しており、要するに灰色熊をイメージしていることに違いはないのだが、単語としてはなんちゃってドイツ語なわけである。

こんな謎の名前がついたのは、連合軍が鹵獲した本機に独自にニックネームを付けたせいだったりする。

実際のドイツ兵の間では「Stupa(仏塔)」と呼ばれていたようである。


市街戦において大口径砲の直接射撃により敵陣地を粉砕するという任務に適した突撃砲が欲しいという要望に応えて開発された車両である。

これまでにドイツでは、I号15cm自走砲II号15cm自走砲などのいわゆるバイソンシリーズが開発されていたが、これらはオープントップ式だったため、最前線(特に市街戦)では肉薄攻撃により簡単に撃破されてしまうという問題があった。

1942年のブラウ作戦では市街戦の発生が予想されていたが、その検討の過程でドイツ軍は市街戦において大口径砲の直接射撃により火力を提供できる兵器が自軍に存在しないことに気が付いた。

そこで完全密閉式戦闘室を備えたIII号15cm突撃砲(33B突撃歩兵砲)が急遽開発・生産されたが、これはいかにも急場しのぎという性格の車両で、戦闘室が狭い、砲の可動範囲が狭い、砲弾の携行数が少ない、装甲厚が不十分、重量の増加で機動力が低下しているなど数々の欠点を備えていた。

そこで、III号戦車よりも余裕のあるIV号戦車の車体を利用して完成度を高めた15cm突撃砲として開発されたのがブルムベアである。


主砲の15cm43式突撃榴弾砲はIII号15cm突撃砲までは牽引式の15cm歩兵砲とあまり変わらない設計のものを使っていたが、ブルムベアでは同じ弾薬を使用するが車載用に再設計されたタイプになり、可動範囲や操作性が大きく改善している。


製造時期によってハッチのレイアウトや機関銃架の有無が異なり、後年これらの仕様の違いを「初期型」、「中期型」、「後期型」と区別しているが、当時は単に〇〇年製造型と識別されていたようである。


1943年春から実戦投入された。


登場作品

課金車両枠の駆逐戦車として登場。

劇場版でイラストのみ登場。

初代PS「コンバットチョロQ」とPS2「新コンバットチョロQ」に登場。

「コンバットチョロQ」では「ブルムベア」として作戦20「秘密基地潜入」から登場。火力並びに連射性能の高い中盤の強敵。

「新コンバットチョロQ」では中期型と後期型が登場。中期型はエキスパートアリーナ「ウェブバトル」で対決し勝利、後期型は「国王守備防衛戦」クリアで使用可能となる。

中期型は最初のステージ「反撃の烽火」から登場するQシュタイン帝国軍の指揮官ボルナソス大佐として登場。強力な隠しパーツバウンドボムを装備し遠距離攻撃を仕掛けてくる。

後期型は「国王守備防衛戦」でプロトン国王の隠れ家を強襲する敵タンクとして登場する。

両タイプとも自走砲専用「H」カテゴリーの武装を、後期型のみ車体機関銃タイプ「B」カテゴリーの武装を装備可能。

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