エマージェンシー!プレミアレッド!
スーツアクター:福沢博文
概要
Vシネクスト『特捜戦隊デカレンジャー20thファイヤーボール・ブースター』に登場する新たな戦士。
「デカレッド・プレミアモード」という別称もある(スワットモードの存在を考えると本来はこちらが正式名称という見方もできる)。
変身コールを受けたデカベースからデカメタルが転送される通常のデカスーツとは違い、銀河警察本部から「神の泡」とも称されるきめ細やかな「超詳細デカメタル」によって構成された新型スーツ。
その外見から当初はデカレッドの強化形態と推測されていたが、実際はキングキョウリュウレッドのような主人公レッドの強化形態のような姿をした別戦士である。
旧デカレンジャーメンバーが最初にこの姿を見た時は迷わず変身者をバンと勘違いしていたこと、ホージーが「何故あんな若造(塁)にSP1ライセンスを譲ったんだ?」というセリフを残していることから本来はバン用に授けられたSP1ライセンスとプレミアデカレッドの装備を彼が塁に手渡した物と考えられる。
なお、初登場の際にはテツが「デカレッドプレミアモード!?」と名称を言及していたことから、存在そのものは事前に認知されていた模様。
『10th』で色々あったのと初報では影も形もなかったこともあり、視聴者に大きなインパクトを残した装備である(バンは既にファイヤースクワッドに異動しており、外部出演でも基本的にFS仕様となっているため、意外に受け止められる声も多かった様だ)。
だが、額や襟、肩あたりの装甲をよくみると…
戦闘スタイル
高速移動を得意とする。
ビジュアルではデカレッド専用の武器であるハイブリッドマグナムを使用するが、片手で持っている。
ディーソード・ベガを所持するシーンもある。
関連タグ
ファイヤースクワッド・デカレッド…10周年記念フォーム
大江戸ハリケンレッド、超アバレマックス…過去作の20周年記念限定フォーム
ネオデカレッド・ネオデカイエロー…『デカレンジャー』10周年記念作品に登場した新デカレッドと新デカイエロー。だがプレミアデカレッドとは違い、実際はアリエナイザーXの配下であり、宇宙警察とは無関係の犯罪者だった。
デカピンクその2…『デカレンジャー』20周年記念作品に登場した新デカピンク。
ネタバレ注意
ロットメン「貴様の首をドンの墓前に捧げてやる!!」
バン「みんなのおかげでここまで追い詰めたのに…!」
塁「バンさん!!」
ホージー「違うだろ!!ディーソード・ベガ!!」
塁「えっ?」
ロットメン「バカな!?」
ホージー「いつまで寝ぼけているんだお前!どんな時もキラキラしていた俺の相棒はどこにいった?もっとシャープでギラギラしているのがお前だろ!!……この"ディーソード・ベガ"の刃みてぇによ」
バン「相棒…」
塁「すいませんでした先輩……ここからは僕が戦います!」
バン「いや、俺がやる」
塁「え?」
バン「お前を育てようと思ってな……色々我慢していたけど!!そんなの俺じゃねぇ!!!……あと20年メインでやってやるぜ……還暦になったって、俺は"ファイヤーボール"だぁ!!!」
塁「はぁ?」
ロットメン「……!」
バン「見てろ塁。たぶん失敗もするだろうけど……心が火の玉になりゃ、そこから大逆転で大勝利できるんだ!!」
塁「いや……意味不明ですけど……」
ロットメン「ほざけ!!」
バン「エマージェンシー!……プレミアレッド!!」
本作のラスボスであるジウジッソ星人ロットメンを(作中の状況から)一人で引き受け、戦いを挑むバン(FSデカレッド)であったが敗北。窮地に陥るも、ボスからディーソード・ベガを借りてきたホージーが割り込んだことで難を逃れる。その後、ホージーの喝で奮起したバンが塁からSP1ライセンスを横奪し変身した。
デカスーツは個人個人のサイズに合わせて作られているために他者が使用できないという設定があったが、プレミアデカメタルによる材質の変化、もしくは上記でのデザインの細かい差異からスーツそのものが二着存在している可能性もある。
身分証明部分は塁の顔写真になっているが、特に問題なくプレミアデカレッドに変身できた点を考えると一応SP1ライセンスの使用権はバンと塁二人にある模様。