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概要編集

ベニスに死す(Death in Venice)とは、ルキノ・ヴィスコンティ監督による1971年公開の映画

イタリアフランスの合作でワーナー・ブラザース配給。

トーマス・マンの同名の小説を映画化したもので、所謂「ドイツ三部作」の2作目にあたる。

(日本では原作小説を「ヴェニスに死す」と表記し、映画版を「ベニスに死す」と表記することで区別しているパターンが多い)


物語編集

老いぼれた作曲家のアッシェンバッハ(ダーク・ボガード)は療養のためベニスを訪れたが、ふと目にした貴族美少年タジオビョルン・アンドレセン)の美貌理想を見出し、タジオの姿を求めて徘徊するようになる。

ベニスの街では疫病が流行しており、アッシェンバッハは自分も感染したことを知るが…。

タジオ編集

本作で作曲家を虜にする魔性の少年「タジオ(タッジオ)」は、フィクションにおける美少年の代名詞的存在である。日本のTVドラマ『半分、青い。』の中でも、豊川悦司演じる漫画家が、美しい少年のことはみんなタジオと呼ぶという設定になっている。


映画化の際には当然キャスティングが最重要課題となり、ビスコンティはタジオを求めてヨーロッパ中を探し歩くことになった。

最終的には、数千人の候補者リストの中から、当時バンド活動をしていた無名のビョルン・アンドレセンが選ばれた。


関連タグ編集

映画 ルキノ・ヴィスコンティ


ギアッチョ…『ジョジョの奇妙な冒険 第5部 黄金の風』のキャラクター。作中で〔なぜイタリア語の「ヴェネツィアに死す」ではなく英語の「ベニスに死す」なのか〕とタイトルにブチギレていた。

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