ルキノ・ヴィスコンティ監督の映画『ベニスに死す』のタッジオ役で名高い伝説的な美少年俳優である。
同作の成功で一躍アイドルとなり出演依頼が多数舞い込んだが、引き受けることなく音楽活動に戻り、役者としての道は選ばなかった。
2016年に俳優として再び活動し、2019年の『ミッドサマー』では老人のダン役で僅かな出番ながら強烈な存在感を見せてかつての美少年のイメージとのギャップで話題になった。
2021年にはドキュメンタリー映画『世界で一番美しい少年』が公開され、ベニスに死すの撮影の際にはヴィスコンティからの暴言を受けたりゲイ・コミュニティに連れ回されて性的な搾取を受けていたという過去や唯一の肉親だった祖母が自身の富と名声の為に(特に日本などで)過酷なスケジュールの仕事を強いていた事、子供が幼くして病死した事がきっかけで鬱病とアルコール依存症に陥っていた事実を赤裸々に語った。