概要
相棒season23の4話「2つの顔」に登場する幻のキノコで、今作のキーポイントを握り、このキノコが原因で様々な珍現象が起きてしまう。
また、名称が複雑で長過ぎるが故に亀山はピスタチオと間違え続け、伊丹はペドロアンドカプリシャス(表記は字幕放送より。ちなみに実在するバンドである)と答え、内村刑事部長と中園参事官(余談だが、一度目に言おうとしたら若干噛んでいる)と出雲(と、2回目では伊丹も)に至っては早口言葉みたいなキノコと省略する程、実に複雑かつややこしいキノコでもある。
そして、このキノコが原因で杉下右京は甲高い声を上げて倒れ(それも「苦しむ」というよりは「合点がいった」という感じ)て雷鳴の幻覚を見るという意識不明の重体まで陥ってしまう(急性心筋梗塞と思われるが、警察病院の医師の見立てでは「通常なら発症後数時間から増え始めるLDHこと乳酸脱水素酵素が、搬送時に既に大量に血中にあった事」が腑に落ちないとのことだったが、後に「特定の物質と反応した際に毒物反応が出ない毒物と化す」事が判明する)。
余談
このキノコはあくまでもドラマ用で用いられた実在しないものだが、一方でペスタロチオプシスというのはスポロカダ科に属する子嚢菌類の一つで、植物病理学では植物病原菌として広く知られる一方で,菌類生態学ではカビの細菌の一種として知られているという紛れもなく実在するものである。