ホウィール・オブ・フォーチュン
ほうぃーるおぶふぉーちゅん
【破壊力 - B / スピード - D / 持続力 - A/ 射程距離 - D / 精密動作性 - E / 成長性 - D】
本体はズィー・ズィー。タロット大アルカナ10番目のカード「運命の車輪」の暗示を持つ。車と一体化したスタンドで、一般人にも姿は見えている。
外見は年代物のボロ車で、インドからパキスタン国境へと向かう山岳部の道路で承太郎一行の車につきまとい、最初は悪質ドライバーかと思われたが、本性を現わすや、車の外見も凶悪なものに変わり、襲い掛かってきた。
戦車並みのパワーを持つ上に、地中を掘り進んできたり、ボディを変形させて岩の隙間に潜り込んだり、タイヤにスパイクを生やして崖を上ることすら可能で、とことん承太郎たちを追い詰める。
ガソリンを弾丸のように飛ばす攻撃で承太郎を火だるまにしたかに見えたが、機転を利かせて生きていた承太郎の姿に怯んだ隙に、スタープラチナのオラオララッシュを食らって敗北した。
本体のズィー・ズィーが腕だけ逞しく、後は貧弱だったと同様に、スタンドが解除された車本体の姿も実は小さなオンボロ車であった。
なお、スタンド名はホウィール・オブ・フォーチュンである。ホイールでもホィールでもない。
「追い越した車に付け狙われ、執拗に追われる」「運転席のドライバーは(視聴者には)腕しか見せない」という点が共通(JOJOでは乗用車、本作ではトレーラーの違いはあるが)。
「自動車が怪物のように襲い掛かる」という点が共通している。特に前者に登場した、「一度破壊された車体が再生する」シーンは『運命の車輪』劇中にも酷似したシーンが登場しており、モチーフにした事が窺える。またスタンドとして変形する以前、通常の乗用車として登場した際には、前者の映画に登場した悪霊自動車のそれに似た外観をしていた。