概要
メキシコの海に棲むという怪魚で、頭部は豚のようであるといわれ、挿絵の木版画では犬や狼のような頭を持つ毛の生えた魚として描かれる。
オーガやオガ、南アメリカではアンドゥラ(Andura)とも呼ばれる。
とても凶暴で自身より大きい生き物や、地上にいる人間でさえ襲って飲み込んでしまうといわれるが、カメレオンのように体色を赤や緑、黄に変化させることができるため、なかなか見つけることができないのだという。
初出は16世紀のフランス王室公認外科医アンブロワーズ・パレ著の『怪物と驚異』(Des Monstres et Prodiges)で、この名は澁澤龍彦の紹介による。
創作での扱い
- 水木しげる作品
『妖怪《世界》入門』ではオーガ表記で紹介されていた。