ボルカニック・アロー
ぼるかにっくあろー
痛みを恐れず、ぶちかませ!
DM-03 第3弾「超戦士襲撃」にて登場したクリーチャー。
自分のシールドを1枚墓地へ置く代わりに、相手のパワー6000以下のクリーチャーを1体除去することが出来る。
シールドを1枚犠牲にしなければならないデメリットを持つ代わりに、たった2コストで6000以下のクリーチャーを除去することが可能。また、自分のシールドが1枚もない場合でも唱えることが出来るので、デメリットなしで6000以下のクリーチャーを除去することが出来る。このような点から、守りを気にせずにガンガン攻めるタイプの【速攻】デッキとの相性が良く、序盤から出てくるほぼすべての相手のクリーチャーを簡単に除去することが出来る。デメリットもガンガン攻める【速攻】デッキならあまり気にならない。
また、革命・鬼タイムを使う場合は、前述のデメリットを逆利用し、システムクリーチャーを除去しながら、自分のシールドを減らして、その能力を発動する方法もある。
まさに初登場当時のフレーバーテキストの「痛みを恐れず、ぶちかませ!」を再現しているかのようなカードだといえるだろう。
環境でも登場当時からわずか2コストでビートダウン要員を処理できるスペックとして貴重であり、様々なデッキで使われる強力なクリーチャー(機神装甲ヴァルボーグなど)対策として採用していたことが多かった。
サイキック・クリーチャーが登場すると、それを少ないコストとして対策出来るカードとして脚光を浴びる。革命編以降はカードのパワーインフレが進んだことで高速化することになり、シールド焼却のデメリットが重くなってしまうが、それでも、あの凶悪なクリーチャー対策として候補に挙がっていた他、革命ファイナルになると、それを用途にして【ジョバンニスコール】等で使われるようになった。
そして、その活躍も影響し、ついにアーチャー・チュリスとのツインパクトが登場し、そちらに世代交代になった。
このようなことから、カードパワーが低いカードが多かったDM-03のカードの中でも優秀なカードである。そのおかげなのか、このカードは何度も再録されている。
デュエル・マスターズ プレイスでは、DMPP-01「超獣の始動 -MASTER OF DUEL-」で実装。前述の環境の活躍も影響しているのか、レアリティがRに上昇した。
また、フレーバーテキストも変更され、仮面ライダー龍騎のキャッチコピーのパロディになっている。
「戦わなければ、生き残れない。そして、犠牲は付き物である。」
ちなみに、DMR-18で登場したボルカニック・ランスはこの呪文とほぼ同じ効果を持っているが、ボルカニック・アローは自分のクリーチャーも選べるのに対して、あちらは相手のみ限定になっている。
後に爆衆 ボルカ-1としてクリーチャー化しているが、何故か除去範囲がこの呪文よりも狭くなった(あちらは除去範囲が相手のパワー5000以下のクリーチャーに変更されている)。