CV:平野文
説明
妖精ユメタの母親で、悪夢を吸い取る貘の能力者。尻尾を掃除機のようなに変化させて悪夢を吸い取ったり、逆に吸い取った悪夢を悪夢獣として使役することもでき、夢の世界を人間の希望通りに彩ったりもできる。
また眠って夢の世界にいる人間にそのまま甘い夢を見せ続けることで夢の世界に止めておくことすら可能(現実世界にいる人間本体は眠ったままの状態になる)など、能力的には非常に高い。
しかし息子を溺愛しており、友達がいない息子ユメタのために、子供を捕まえて夢の世界に送り込みユメタの友達にしようとした。
それを邪魔するプリキュアを一度はいいことずくめの甘い夢の世界に閉じ込めるが、チョークが勝手に動いてど忘れした文章の続きを書いてくれる、店のパンが一つも失敗せず、しかも毎日お客さんで満員、冬になっても花が枯れないなど、いいことしか起こらない夢の世界に違和感を感じたプリキュアたちは「夢は自分で叶えなければ意味がない」と甘い夢の世界を否定、脱出されてしまう。
その為プリキュアたちを排除すべく悪夢獣を差し向けるが、やがて悪夢獣は彼女の命令を無視して暴走を始めてしまう。
しかしプリキュアが悪夢獣を圧倒しユメタも自立に目覚めたことで、自分の所業を悔いて改心した。エピローグではユメタと共に新たな悪夢獣を排除している。
性格
息子への愛情はとても強いのだが、過保護というより「過干渉」な母親として描かれているのが特徴。
自分が子供の幸せを一番わかっているという根拠なき自惚れのようなものがあり、息子に対して自分の言うことに疑問を持たないように言外にプレッシャーをかけている。
自分の考えが間違っているといわれると、自分ではなく息子を否定されたと感じてしまい、自分ではなく息子のためを思って怒る。他人から見れば理不尽なモンスターペアレントに映るが、その怒りは親子愛によって生まれるものなため本人には一切の悪意がない。
このように明らかな毒親の兆候があるのだが、表面上は子供への愛に溢れる慈愛の母のような言動も多い。そのため、子供はともかく一緒に映画を見ている親にとってはエゴイストに感じられるというかなり際どいキャラクターとなっている。
制作スタッフは本作に「映画を一緒に見てくれている母親たちへのメッセージ」も強く込めていると各種メディアで証言しており、マアムはそれを体現したある種のアンチテーゼとしてのキャラクターであるとも言える。
中の人について
平野文女史は本作がプリキュアシリーズである。
平野女史はうる星やつらのヒロイン・ラムちゃんで有名だが、5年後には電撃を扱う宇宙人プリキュアの母親を演じることになる。
関連タグ
うる星プリキュア!-上記中の人ネタ関連のコラボタグ。
桜田リカ:2年前のスーパー戦隊に登場した弟に対して過干渉な姉