概要
元ベグニオン帝国軍所属の騎士。マーシャの兄。
方々に借金を作っており、借金取りから逃れるためにベグニオンを出奔し行方不明になっていた。
3度の食事より賭け事を愛する、自他ともに認めるろくでなし。賭けに大負けして借金を増やしては誰か(主にマーシャ)に擦り付け、妹に説教されたり泣かれたりするのがお約束となっている。仮にも騎士の素行としてはあまりに褒められたものではなく、兄として情けない姿は同じ兄であるアイクからもキレられるほど。
蒼炎の軌跡
借金返済のためにとある行商談の用心棒として働かされていたところを、兄を探していたマーシャの説得により仲間になる。先方への返済はグレイル傭兵団が肩代わりしたことで今度はアイク達の下でタダ働きさせられることになり、クリミア軍の一員として戦っていくことに。
支援会話でもお嬢様みたいな人に金をたかったり大道芸人みたいな人を遊びに誘ったり借金取りみたいな人にビビったりとロクなことをしていないが、世間知らずなお嬢様のステラからは惚れられてしまうのだった。
暁の女神
戦後帝国へ帰るに帰れないところを、エリンシアの計らいで妹と共にクリミア騎士団へ所属。
ギャンブルは続けていれど金銭絡みで周りに迷惑をかけることは少なくなったようだが、今度は日々の訓練や仕事をサボることが日課と化しておりカリルの居酒屋でいつも寛いでいる。そんな有様でも相変わらずステラにベタ惚れされており、彼女の献身的な世話を受ける堕落した日々を送っている。
ダメ兄貴
FEシリーズでは妹キャラによる説得で敵軍から自軍へ加入する兄キャラが何名かおり、その中でも説得しようと近づいた妹に対し通常通りのルーチンで攻撃を仕掛けてくる兄キャラはエムブレマーから「バカ兄貴」と呼ばれている。
『蒼炎』で説得要員のマーシャを攻撃してくるマカロフも例外ではないが、彼の場合はマーシャとの専用の戦闘会話とマーシャを殺した際の特殊セリフが用意されている。そんなゲームの仕様上の問題にとどまらず上記のように人間的にも駄目すぎるため、特別に「ダメ兄貴」という不名誉な称号を頂戴している。
苦労を掛けているマーシャには一応悪いと思っており、ステラには男を見る目がないと零すなど自分がダメ人間であることの自覚はあるのだが、あまりにもの自制心と進歩のなさからジョフレやカリルをはじめプレイヤーからも生暖かい目で見られている。
ユニット性能
クラスは『蒼炎』ではソードナイト→パラディン。
『暁』では剣騎将(ブレイドナイト)→黄金騎将(ゴールドナイト)。
『蒼炎』では普段のダメさとは裏腹に非常に優秀な能力を持つユニット。主要能力の力、速さ、守備が期待値でほぼカンストし、HPもベオクユニットの中ではトップクラスに伸びるため安定した運用をすることが可能。今作の騎兵は高い上限値や特攻の大ダメージを受けにくい点で優遇されており、その中でも随一の成長率を誇るマカロフは自軍のエースと言っても差し支えないほどの強ユニットに成長する。剣がメイン武器のため槍使いの敵が多い今作では不利を強いられる場面も少なくないが、不遇な剣士系に代わってアーマーキラーやラグズソードを振り回して活躍する機会は多いだろう。
『暁』では速さが非常に伸びるスピード型ユニットに。前作の反動で騎兵が弱体化し、力の成長率も落ちたためパワー不足を感じることもあるが、直間両用の物理剣「風切りの剣」の登場など剣が強化されたのでなかなか使いやすい。他の騎兵の面々がアンバランスな成長をするようになった中で彼は育てやすさを保っていると言える。
ちなみに『暁』ではステラと支援Aにしたままクリアすると後日談で結婚する。所帯を持ったからには少しでも真面目に生きてもらいたいものである。