マジンガーZIP!
まじんがーじっぷ
『マジンガーZ』をコメディタッチに仕上げた作品で、登場キャラクターやメカニックも『マジンガーZ』同様となり、1話分の長さは約1分間という短編のFlashアニメーション作品。『マジンガーZ』のようなマジンガーZと地下帝国と戦うストーリーではなく(戦闘シーンがあるエピソードがあるが、それが中心というわけではない)、現代社会における事柄をゆるいお笑いスタイルで再現するという内容。地下帝国が中心のエピソードもあり、場合によっては光子力研究所が登場しないこともある(逆に地下帝国が登場しない話もある)。基本的にストーリーに連続性は無いが、一部の話は以前の回とのリンクがある。
アニメーション制作は前作『おはよう忍者隊ガッチャマン』から引き続きCGアニメの制作会社「ODDJOB」が担当するほか、キャスト・スタッフも『おはよう忍者隊ガッチャマン』から続投している。最新話は『ZIP!』公式サイトで期間限定配信されている。
『シューイチ』2013年3月31日放送分における翌4月1日放送分の『ZIP!』の予告で明らかとなり、翌4月1日放送分の『ZIP!』にてタイトルが正式発表された。2013年4月1日から4月5日までは6:57頃 - 6:58において予告編を放送した。
2013年7月29日 - 8月2日は、同日8月2日に日本公開された映画『ローン・レンジャー』とのコラボスペシャルが放送された。「あさアニメ」の作品の他媒体とのコラボ作品の放送は地上波放送では初となる。
2013年8月12日 - 8月16日は夏休み傑作選(再放送)が放送された。また、2013年8月19日 - 8月23日は『おはよう忍者隊ガッチャマン』復活版放送に伴い休止予定。
オリジナルの設定については「マジンガーZ#キャラクター及び声優」を参照
光子力研究所(キャラ)
兜甲児(かぶと こうじ)
マジンガーZIP!の操縦を担当。ただ、操縦に関しては半クラッチが出来ずに坂道発進に失敗したり、安全確認を行わない、ロケットパンチを撃とうとして光子力ビームを発射する等さやかに操縦面で釘をさされることが多く、各種武装の稼働方法も完全にマスターできていない。神経質なところがあり、頭部の接続部をホバーパイルダーの端で擦っただけで不貞腐れて戦闘放棄したり、弓教授がマジンガーZIP!に勝手に付けた機能や、マジンガーZIP!におけるトラブル対応に不満を漏らして弓教授とさやかに対して「バカ親子」呼ばわりした事もあった他、マジンガーZIP!に対するクレーム処理にも苦慮している。弓教授とさやかとでダルビッシュ有と江川卓のどっちが名投手であるかの議論で親子喧嘩となった際も、巻き添えで弓教授とさやかに殴られたこともある。
弓弦之助(ゆみ げんのすけ)教授
光子力研究所の責任者。甲児からは教授と呼ばれるが、自分の研究所のどこにガムを捨てようが勝手だとか、電球交換やアサヒ芸能を買わせたり、食事会の予約を行わせたり甲児にドッキリを仕掛ける為だけにマジンガーZIP!を出撃させるなどかなり身勝手。マジンガーZIP!にコマネチをさせたり、外出先からの番組録画機能やイルミネーション機能を勝手につけたり、ホバーパイルダーにリアクション芸が楽しめるようにするため風船を仕込むなどの勝手に余計な機能をつける他、アフロダイAに小顔メイクを施したり、くびれを出すように余計なリファインを行う。またマジンガーZIP!の修繕のコストダウンの為に価格.comによる部品の価格の比較を検討している一方で、利益を得るため新商品開発にも余念がない。一方で万一のことを考えてアフロダイAの口の部分を柔らかくしたり、往年のプロレスラーのデータを入力の際も、現役時代ではなく引退後のデータを入力したり、さやかに対しても年頃の娘を心配してやたらと早い門限を定めるなど心配性な面もある。光子力研究所も半ば私物化しており、マジンガーZIP!の格納庫にほとんど使ってないわけのわからないメカや、さやかのへその緒の入った箱を置いたりしている他、さやかの恋愛についても気にしており、これらの件で甲児やボスを殴ったこともある。
弓さやか(ゆみ さやか)
弓弦之助教授の娘。アフロダイAの操縦を担当。操縦時は女子目線で物事を進める。当初、アフロダイAにはヘルメット未装着で搭乗していたが、後に装着されるようになった。門限は5時半。訪問販売にも弱く、それで買わされた商品も多数。弓教授のパソコンを起動した上で覗き見することもある。
兜シロー(かぶと シロー)
甲児の弟。生意気な性格で、甲児に怒られることも。普段はラジコンカーで遊んでいる。時事ネタをしゃべることもあるが、話の内容が生意気なためボスに懲らしめられることがある他、夏休みの宿題で工作を製作した時は産業用ロボットを製作したため、甲児を呆れさせたことも。
のっそり博士 / もりもり博士 / せわし博士
光子力研究所に加入した弓教授の三人の助手。三人とも喫煙席は苦手。光子力エネルギーの研究・開発が任務だが、実際は光子力饅頭や光子力グッズの製造、光子力音頭を作曲するなど光子力エネルギー開発とは全く関係ない事を開発している。その為、甲児は「大丈夫かこの研究所」や「全員バカか」と呆れていた。もりもり博士は他にも弓教授の依頼でさやかに寄ってくる男子を撃退するために小型爆弾を製造していた。ボスボロットの製作の際も、武装を省略するなどいい加減な性格である。弓教授は三博士の歓迎昼食会の会場探しを行わせるためにマジンガーZIP!を出撃させ、マジンガーZIP!は歓迎昼食会の予約交渉を店の窓越しに行ったが不調に終わり、弓教授に「ピザを出前する準備がある」と言われる羽目に。
地下帝国(キャラ)
あしゅら男爵(あしゅらだんしゃく)
地下帝国の指揮官。Dr.ヘルによって作り出された男性と女性が合体したサイボーグ[で、マジンガーZIP!を倒すべく執念を燃やしている。そのためDr.ヘルから「半分半分」呼ばわりされることもある。趣味は半身浴や深夜ラジオ番組を聞く事。喋る時は横を向くか画面の片側に寄ったアップで喋ることが殆ど。男性側と女性側でそれぞれ意思を持っており、性格も異なる。さらに脳は一つであり、2つの人格を一つの脳で操っている。なお、自分の体と反対側(男性側なら女性側、女性側なら男性側)の体の手足も自由に動かせる模様。そのため、左右で言い争いになることが多く、酒癖や食べ物の好みも異なるが、胃等の内臓は一つになっている模様。顔の左右で性別が違うが、口は1つになっている。片方が喋っているときはもう片方は黙っているが、2人同時に喋ったり輪唱することもできる他、秘密特訓と称して、鉄仮面兵に対して春日三球・照代の地下鉄漫才を披露したり、Dr.ヘルに松鶴家千代若・千代菊や唄子・啓助等の「ひとり(?)夫婦漫才」を披露したりしている。左右で性別が違うことを気にしているため、ハン(半)が付く言葉を嫌っているが[14]、今半のすき焼き弁当が好物である。給与の振込先は三井住友銀行など合併した銀行が多いらしく、その為鉄仮面兵は新入兵に対してもそのような銀行を勧めている。GW襲撃作戦の際には、また、GWの予定にトルコ旅行を計画していたことをDr.ヘルに見破られてしまう。マジンガーZIP!に乗り込む前の甲児を捕えた際には、男性側と女性側でその場で痛めつけるか人目に付かない所で痛めつけるかで意見が分かれて、最後には意見が反対になってしまい、甲児や鉄仮面兵に呆れられていた。海底要塞サルードにある寝室のベットの柄は2色。高円寺のラーメン屋でもDr.ヘルが来店してきた途端に店主から退店を命じられたことや、ガラダK7でムーンウォークの練習をしたこともある。サッカーに関する知識もないため、前園真聖を誘拐した際には、誘拐したいサッカー日本代表選手の名前が出てこず、グダグダになってしまったため、前園から「前(ギャラクター)よりめんどくさい」と言われる始末だった。『ローン・レンジャー』フィルム強奪計画では、フィルム媒体を知らないという始末だった。おしどり芸能人夫婦誘拐作戦を実行しようとしたことも。
女性側
細かい事は気にしないが口うるさい性格で登場の際やマジンガーZIP!との戦いではこちら側が喋っている。空気を読まない発言や余計なことを喋る男性側に苛立つことも多い。ちなみに髪の毛のつむじはこちら側にに2つ存在するらしい。酒は強い方であリ、二日酔いにならないらしい。食べ物の好みはヘルシー志向である。半分という言葉に非常に敏感でありそのことを言われると激怒する。夏にはビキニを着るためダイエットは欠かさない。前述の『ローン・レンジャー』フィルム強奪計画では、男性側に『ローン・レンジャー』に登場するトントの模様を悪戯書きされる始末で、光子力研究所にローン・レンジャー達のそっくりさんが現れたことを知ると、本人だと思い込みジョニー・デップのサイン欲しさに誘拐作戦を企てるも失敗。
男性側
女性側とは対照的に割と細かい事を気にする一方でよく余計なことを喋ってしまう性格である。会話の際も空気を読まない発言をしたり、女性側の話を聞かずに話を進めていってしまうため、女性側によく怒られている。輪唱する際にもこちら側がどんどんずれていってしまうため、失敗することが多い。手下たちと組んで女性側にイタズラを仕掛けることもある。人の話を聞かない面もあるため、GW襲撃作戦の際にはそのことでDr.ヘルに怒られていた。酒は飲めないが、一口でも飲むと酒乱となる。その後はこちら側だけ二日酔いになるらしい。合コン相手からメールが来たDr.ヘルを羨ましがっていたこともある。食べ物は女性側とは対照的に鮭の皮やホヤの酢味噌和え等こってりしたものが好みで、深夜につまみ食いすることも。利き手は右手(女性側の腕)らしい。12万円もするモデルガンを購入したことも。
Dr.ヘル(ドクター・ヘル)
世界征服を企む悪の天才科学者。世界征服達成後は『情熱大陸』(毎日放送)や『テラスハウス』(フジテレビ)に出演するのが夢。淡々とあしゅら男爵の失敗を叱責するが、ギャグや漫才が面白いと許す。昭和の漫才に精通している。合コン通いでもあり、合コン相手からメールが来ることも。彼の根城は海底要塞サルードではなくバードス島と呼ばれる島にある。
鉄仮面
あしゅら男爵の部下の一般兵達。皆同じ仮面をつけている。新入兵がある程度増えると業務説明を行っているが、職務内容をあしゅら男爵のサポート業務だと説明したり、給与の振込先は三井住友銀行のような合併した銀行を勧めるなどしていた。また定期的に給料が支払われている。あしゅら男爵の前では従順だが、影では世話するの面倒だと愚痴をこぼしたり、「アイツ」、「あしゅら」等と呼び捨てにしている。皆同じ仮面や衣装を身に着けているが、熟女好きな者や既婚者である者など性格は様々である。世界征服に対する意欲を見せておらず、マジンガーZIP!は何で攻撃してくるかで昼食を賭けたり、あしゅら男爵(男性側)とグルになって機械獣を操る杖に洗濯物を干したり朝顔の添え木にしたり、つっかえ棒代わりにしたこともある。他にもあしゅら男爵の体が男性と女性が半分ずつであることからピザのハーフ&ハーフみたいだと言ったり、ガラダK7で六本木や原宿に現れた際に偶然居合わせた地味なえんじ色のアロハシャツを着ている人をBEGINのキーボードの人と間違えたこともある。サッカー日本代表誘拐作戦の際には、選手のガードが堅く誘拐できなかったため、元日本代表の前園真聖を誘拐してきたこともある。また、マジンガーZIP!の時間差襲撃作戦の作戦会議の際には、作戦よりもあしゅら男爵の身体に関する質問ばかりしていた。音楽ライブではあしゅら男爵と押し問答する事が多く、ロックフェス破壊作戦でも、ターゲットをフジロック・フェスティバルかサマーソニックかで揉め、襲撃日でも出演アーティストがらみで押し問答し、サザンオールスターズ復活ライブでもどのタイミングで襲撃するかで押し問答していた。『ローン・レンジャー』フィルム強奪計画では、フィルム媒体の種類や、どのシーンをターゲットにするかをあしゅら男爵に質問した上で、フィルム強奪後に映画を見ようとしていた。その一方であしゅら男爵がダブラスM2で富士山を破壊しようとした際には、地下帝国のtwitterが炎上するのを恐れていた他、富士山破壊作戦に抗議するなど正義感を見せたこともある。
その他
ボス
光子力研究所の近くに住む番長。ボスボロットの操縦を担当。シローのラジコンカーを取り上げたり、マジンガーZIP!に「バカが乗っています」と落書きするなど悪行を働く一方で、マジンガーZIP!の稼働時の騒音や歩行時の問題を提起したり、生意気な発言をしたシローを懲らしめるなど真面目な面もある。光子力研究所を見学した際には、弓教授が勝手に置いたメカを触ろうとして殴られたこともある他、ヌケとムチャの3人でマジンガーZIP!を乗っ取った上で、ガラダK7に戦いを挑みカンチョー攻撃で倒したこともある。
ヌケ / ムチャ
ボスの子分で、いつも3人一緒に行動している。赤いシャツを着て鼻水を垂らしている方がヌケで、黄緑色のシャツを着て小柄な方がムチャ。ムチャの家族(主に母、祖父)は、マジンガーZIP!の騒音で眠れなかったり、歩行時の足跡に雨水がたまってできた水たまりに落ちてびしょ濡れになるなどマジンガーZIP!の被害によく遭っている。
『ローン・レンジャー』の登場人物
ローン・レンジャー、トント(いずれもそっくりさん)
地下帝国が計画している映画『ローン・レンジャー』のフィルム強奪計画を阻止するために、弓教授が通訳付きで呼んだローン・レンジャーとトントのそっくりさんでなおかつアーミー・ハマーとジョニー・デップの影武者のものまねタレント「レンジャー・網浜」と「ジョニー・デプ彦」。新宿にあるキサラに出演するのが夢。甲児は当初はローン・レンジャー役のアーミー・ハマー本人とトント役のジョニー・デップ本人だと思っており、弓教授は「ローン・レンジャーとして接してくれたまえ」と言ったために、そっくりさんであることをばらしてしまったが、それでも甲児はそのことに気づかなかった。光子力研究所に現れた当初は英語での直接のコメントはなく、コメントを通訳にヒソヒソ話をしながらコメントしていた。さらに甲児はあいうえお作文でも回答しなかったために、トントのそっくりさんから斧を投げつけられる羽目に。マジンガーZIP!&アフロダイAとガラダK7との戦闘中でも、2人は戦闘そっちのけで富士登山を楽しむ、甲児にどこかおいしいお店はないかと尋ねる、あしゅら男爵にジョニー・デップのサインをちらつかせた上で遠くに投げ飛ばすなどの演技で甲児とあしゅら男爵を翻弄した。
※以下は全て本人役。
前園真聖
キリンチャレンジカップ(ブルガリア戦〈2013年5月30日豊田スタジアム〉)直前にサッカー日本代表誘拐作戦を実行するために地下帝国が捕まえた元サッカー日本代表選手。前園は前作『おはよう忍者隊ガッチャマン』でもギャラクターにサッカー日本代表誘拐作戦などで捕えられており、再度悪の組織に捕らわれの身となった。ブルガリア戦では、地下帝国に捕えられた直後に海底要塞サルードへ連行された後に、ブルガリア戦襲撃作戦の人質で豊田スタジアムへ連れて行かれた。マジンガーZIP!とアフロダイAは、ガラダK7を光子力ビームで倒して前園を救出したのはよかったのだが、前園は取材を行う前にマジンガーZIP!とアフロダイAに「招待券よこせってーの!!」と言われてしまう始末だった。
日本テレビアナウンサー
馬場典子
弓教授やあしゅら男爵のインタビューに成功したり、光子力研究所のレポートを行った女性アナウンサー。インタビューの内容や受け答えによっては機嫌を損ねたりキレたりすることもあるなど短気である。弓教授へのインタビューでは、光子力エネルギーは実在するのかという証拠を問い詰めたり、マジンガーZIP!の動力源は単三乾電池ではないかという噂を弓教授にぶつけていた。さやかは年齢は28歳と思っていた。あしゅら男爵とのインタビューではあしゅら男爵から逆に男性側と女性側との分かれ目や、結婚時期について質問を受け、結婚に関しては「それが判れば苦労しません!」と逆上する始末だった。
桝太一
マジンガーZIP!の操縦体験リポートを行った男性アナウンサー。リポート中にガラダK7と遭遇したが、操縦者が桝と判明したあしゅら男爵は桝の悪口を連発し、さらには「上重の方がまだまし」と発言したため、桝は逆上してガラダK7に向けてブレストファイヤーを発射して倒した。
マジンガーZIP!
光子力研究所が完成させたスーパーロボット。甲児の乗るホバーパイルダーと頭部を合体してパイルダー・オンして操縦可能となる。光子力エネルギーを動力源としているとされるが実は単三乾電池数本で動いており、背中にはブレストファイヤーのエネルギー充填用の家庭用100V電源プラグコードを備えている。全部品が光子力研究所製ではなく、一部に市販部品が使われている。自動車のマニュアル車と同様の操縦のため、坂道発進は苦手でなおかつ走行安定性も不安定。本家と同様、光子力研究所敷地内の汚水処理場の水を割って発進する。ただ、その大きさ故に様々な問題が発生し、それによるご近所からのクレームが多い。
初陣ではおニューなのに弓教授が捨てたガムを踏んでしまった他、ガラダK7による最初の光子力研究所襲撃作戦ではパイルダー・オンの際にマジンガーZIP!の頭部に傷がついてしまったためあしゅら男爵(男性側)からカー用品店で自動車ボディ用タッチアップ材を購入して傷を補修することを勧められた。アフロダイAにキスを迫ろうとしたことも。
マジンガーZIP!の武装は以下のとおり。
ブレストファイヤー
胸にある放熱板から発射されるビーム。エネルギー充填はマジンガーZIP!の背中にある電源プラグコードを家庭用100V電源に接続して行う。エネルギーを多く消費したり、市販部品を使用しているが故にトラブル時はメーカーのカスタマーセンターへ連絡しなければならないのが弱点で、充填時の消費電力は研究所のブレーカーを落としてしまうほど大きく、エネルギー充填に時間がかかる。充填が不十分な場合や、フィルターに目づまりが出来た場合は発射できない。熱量が高くなお且つ発射量が調整可能なため、弓教授にオーブン代わりにされたこともある。
ルストハリケーン
口のスリットから強風を出し攻撃する。エアコンと同じシステムを使用しているため、送風機能の他にもドライ運転機能(マイナスイオン送風機能付き)も装備する。こまめなフィルター清掃は必須で、フィルター清掃を怠ると異臭を発してしまう。弓教授は最初はルストハリケーンのボタンではなく、ホバーパイルダーのリクライニング機能、ボタンを押せば電流が流れる、マジンガーZIP!を初期設定に戻すボタンしか教えなかった。
ホバーパイルダー
甲児の操縦する小型ホバークラフトであり、垂直離着陸機である。リフトファンのついた翼を上方に折りたたみ、「パイルダー・オン」の掛け声と共にマジンガーZIP!の頭部に合体してコクピットとなる。下部にはパイルダー・オン時のロケットエンジンを装備。操縦方法は自動車のマニュアル車と同様。定員は1名だが、ボス・ヌケ・ムチャに乗っ取られた際は定員オーバーである3人で乗り込んでいた。弓教授にパネルのボタンを押すとホバーパイルダー内部に風船が膨らむというリアクション芸が楽しめる機能や、ボタン一つでシートがリクライニング出来る機能を付けられてしまった。
アフロダイA
さやかが操縦する女性型のロボット。女子目線で操縦する。万が一を考慮し、唇のあたりは物凄く軟らかく作られている。さやかはブラジリアン柔術を習得し、腕挫十字固や三角絞め、オモプラッタなどをかけている。アフロダイAの戦闘力パワーアップのため燃える闘魂アントニオ猪木やアニマル浜口のデータをインプットしたが、プロレス引退後のデータを入力してしまった。弓教授に小顔メイクを施されたり、腰のくびれを出すようにリファインされたことも。
アフロダイAの武装は以下のとおり。
ボスボロット
ボスが三博士に依頼して製作したロボット。自動車と同じハンドルが備わっており、そのため操縦方法は自動車と同様。定員は3名。武装は施されておらず、2回目の登場時はボスは武装が装備されるなどの改良がおこなわれたと思い込みボロットビームを発射しようとしたが発射できなかった。さらにガラダK7のミサイル攻撃やダブラスM2のレーザー攻撃であっけなくやられてしまった。
ガラダK7
地下帝国が最初に建造した機械獣であり、頭部に巨大な鎌を備え、骸骨を象った頭部を持つ。最初に研究所を襲った機械獣でもある。鎌を武器に使うこともあり、目からミサイルも発射する。首都高速3号線を破壊したことも。都内襲撃作戦と見せかけて、都内と房総半島を往復するというかく乱作戦を取ったことや(実際はムーンウォークの練習)、最初の研究所襲撃作戦ではガラダK7とマジンガーZIP!とアフロダイAとの口論となった挙句、逆上したマジンガーZIP!に光子力ビーム攻撃を受け、2回目の作戦でも、甲児の操作ミスで光子力ビームとロケットパンチ攻撃をそれぞれ受けてしまい、キリンチャレンジカップブルガリア戦襲撃作戦やローン・レンジャー誘拐作戦でも、マジンガーZIP!にそれぞれ光子力ビームやブレストファイヤーで倒された。また関節技攻撃やカンチョー攻撃にも弱い。
ダブラスM2
地下帝国が2番目に建造した機械獣。左右に2つの顔や2つの首を持ち、口からレーザーを発射する。胸部が強固に出来ているため、マジンガーZIP!のロケットパンチ攻撃も通用しない。Dr.ヘルは首に洗濯物を干したり、引越が楽になる(特に重量物の運搬)と考えたり、夏季には蜜を塗った上でカブトムシやクワガタムシを捕獲できるなど万能的に使える機械獣と考えているらしい。富士山を破壊しようとした際には、あしゅら男爵(女性側)と鉄仮面兵が富士山を破壊するかしないかで口論になり、最終的には男性側の仲裁で間一髪のところでマジンガーZIP!に倒されたということになり、ブレストファイヤーで倒された。
不定期であしゅら男爵がMCを務める相談コーナー。前作『おはよう忍者隊ガッチャマン』の「ベルク・カッツェの気ままにBAD MORNING」に相当するコーナー。鉄仮面兵のお悩み相談を行っており、最後はあしゅら男爵が視聴者に対して「お便り待ってまーす」と締める。
光子力研究所
富士山麓にある甲児達の基地で、研究所の電源やクリーニングは光子力エネルギーで賄っており、電源は家庭用100Vに変換して使用している。但し建物自体は賃貸物件であり、毎月賃貸料を支払っている。それゆえに光子力研究所の建物の賃貸料を催促しまくる大家は地下帝国並みの難敵である。マジンガーZIP!への指令が行えたり、富士山麓周辺(山梨県・静岡県)や首都圏の情報を表示出来るマルチディスプレイ、敵対策としてバリアをそれぞれ完備。しかし、弓教授が半ば私物化している他、研究所のブレーカーの契約アンペア数が低いため、ブレストファイヤーのエネルギー充填と電気製品を同時に使った場合は、すぐにブレーカーが落ちてしまう。所員は複数いるようだが、現在では弓教授と甲児、三博士のほかに2名が確認されている。
光子力エネルギー
マジンガーZIP!の光子力ビームを始め、光子力研究所のすべての電力を賄うエネルギー。ビームなどの兵器のみならずシェーバーや炊飯器[35]等にも使用できる。どのようなエネルギーかは不明であるため、世間では光子力エネルギー自体存在しないのではないかという疑惑が浮上している。
地下帝国
世界征服を企む謎の集団。作中では地下帝国という名称は出てきていない。海底要塞サルードを拠点に世界征服を企んでいる。機械獣や海底要塞を建造できるほどの高い科学力があるものの活動の範囲が主に六本木付近などの都内であったり世界征服そっちのけでガラダK7でムーンウォークの練習をしたり、ロックフェス破壊作戦、サザンオールスターズ復活ライブ襲撃作戦を計画するなど世界征服らしい活動をしていない。作戦給与制であり、一般兵には給料が支払われている。
海底要塞サルード
あしゅら男爵の本拠地。上部は孤島に偽装しており、潜水も可能。要塞部分は常に潜水しているため、洗濯物が外に干せない、緑が少ないといった問題点がある。鉄仮面兵は海底生活を快適に暮らせるようにと、あしゅら男爵の杖を利用して物干し竿や朝顔の添え木代用にしていた。指令室内部はモニターが6台完備されているものの、指令室自体の作りは欠陥住宅レベルである。
主要キャストは前作『おはよう忍者隊ガッチャマン』から続投。
兜甲児 - BOSE(スチャダラパー)
Dr.ヘル、ボス、ナレーター - ANI(スチャダラパー)
あしゅら男爵(男女共)、弓弦之助 - 宮崎吐夢
弓さやか、兜シロー - しまおまほ
ゲスト出演
前園真聖(本人役、2013年5月29日・5月30日)
馬場典子(日本テレビアナウンサー・本人役、2013年6月12日・6月25日・7月10日)
桝太一(日本テレビアナウンサー・本人役、2013年7月23日)
平田広明(トント役、2013年7月30日・7月31日・8月1日・8月2日)
原作 - 永井豪
監修 - 守屋健太郎
脚本 - 堀雅人
アニメーション - Kate Arrow
音楽 - Yuppa
プロデューサー - シンゴスター
ディレクター - 上野勇
制作 - ODDJOB
テーマ曲 - 「マジンガーZIP!」(オリジナルの「マジンガーZ」をアレンジした物)
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