マゾ様
まぞさま
名前は単に「マゾ」だが、あまりにあんまりなので様付け項目をご容赦いただきたい。
なぜこんな名前にした。
「マゾ様」でのタグ登録もあるが、やはり多いのは「マゾ」。「黄金バット」「マゾ」の検索はこちら。
ちなみに「マゾ様」という呼称を使うのはマゾの部下のみ。
またしばしば「マゾー」と引き伸ばした発音で呼ばれている。
第3話で初登場。以後、レギュラー。
世界征服をたくらむ悪役・ナゾーの腹心の部下で、ナゾー帝国のナンバー2に当たる。
ナゾーを頂点に、副官としてマゾがおり、その下には使い捨ての行動隊長たちと、黒い覆面を被った戦闘員が無数にいる。ナゾーが作戦失敗などの理由で部下を殺しまくる中、マゾだけはナゾーと並ぶレギュラーなので不自然に殺されない。
「黄金バットを倒すのだ」といったナゾーのざっくりとした指令にも応じ、あちこちに手回しする有能さの一方、大事なところでポカをしてヤマトネ博士たちに勝利のチャンスを与えてしまうことも間々ある。
悪のレギュラーが少ないこともあって、副官という立場ながら作戦の前線に立つことが多く、雪山やジャングル、果ては宇宙にまで出張する現場主義者と化した。
黄金バットが現れて敗色が濃厚になると、ナゾーには撤退を促す、という非常に適切な判断を下す。ただ、部下にはバットの打倒という無茶振りをして、逃げ帰ってくると怒るなど、理不尽な部分がある。このあたりはナゾーと似ている。
実際、性格は冷酷そのもので、ナゾーの科学力で民衆を支配し痛めつけるといった非人道行為を嬉々として行う。視聴者には「マゾなのにサド」と言われている。
かと思えば、突然ミュージカルを始めたり、「困っちゃったなあ、もう」と唐突にオカマ口調になったり、いろいろとお茶目な言動を見せることも。
原作の紙芝居や1940年代後半ごろの絵物語版にも登場していたが、見た目はだいぶ違っていたとのこと。
2011年にニコニコ動画のフルアニMAXで『黄金バット』が配信され、大きいお友達の間で人気を博す。
マゾは視聴者からはゴーマンな上司に扱き使われる中間管理職の苦労人という印象を持たれ、マゾの登場シーンで流れる特有の音楽(ナゾーのうたのアレンジ版)が「中間管理職のテーマ」と呼ばれるに至った。
ナゾーとの越後屋と悪代官のような会話も人気を呼び、ナゾーがマゾを不自然に処刑しないことから、実はそっちの関係なんじゃないかと言われ「紙芝居が薄くなるな」とコメントされる始末。pixivには腐向けの絵も投稿されている。
たまに、どう考えても死んだとしか思えない状況のまま本編が終わっても、翌週になると何事もなかったかのように登場することから、複数人いる説がある。