概要
「薄い紙芝居」とは、同人誌を表す「薄い本」の派生語で、原作が紙芝居の場合に使われる呼称。
アニメ版『黄金バット』がニコニコ動画で配信されたときに使われ始め、そこからスラングとしてやや広まった。
同人誌に描かれるような二次創作の題材(R-18,やおい)が見られると「紙芝居が薄くなるな」「薄い紙芝居はよ」といったかたちで使われる。
ちなみに、大人向けの「エロ紙芝居」も実在はしている。
『黄金バット』で見られた「薄い紙芝居」的展開
- 黄金バットは少女マリー・ミレの召喚によって現れるが、それ以外のときはどんな大惨事になってもあまり行動しないため、視聴者からはロリコン呼ばわりされている。
- 1967年当時は第一次怪獣ブームの真っ只中であったため、劇中には頻繁に怪獣が登場。登場人物たちが触手に絡まれたりした。
- 悪の科学者ナゾーと、その部下マゾは、いつも一緒に悪巧みしては仲良く黄金バットにやられている。ナゾーは怒るとしょっちゅう部下を処刑するが、マゾだけは殺されない。こうなってくると、二人はゲイなのではないかという勘繰りが発生してくるのが、当時では考えられない現代というもの(→ナゾマゾ)。
- マリーは第1話で家族を亡くしてからヤマトネ博士に引き取られて生活しているようだが、やたら親密になっている。マリーはヤマトネのことを「おじさま」と呼び、ヤマトネはマリーにボディタッチしているように見えるカットが散見されたため、愛人呼ばわりされる。
- 45話に登場した殺し屋ペギーは、マリーに近づき、隙を見て殺そうとしたが、その過程でマリーとペギーはお互いを褒めあったため、「キマシタワー」というコメントが飛んだ。