「何故……花々は散る定めと知って咲くのでしょう……美しくいられる時期でさえ……限られているというのに……」
CV:能登麻美子
概要
エクスカリバーの鞘の持つ魔力により闇に魅入られたアーサー王によって荒廃していく国を救うため異界(この場合はソニック達の世界)から風の騎士「ソニック」を召喚する。
前作のヒロインとは違い、顔が世に知られているためかソニックとはあまり行動をともにしない。
物語の途中、枯れかけた花を手にし、何処か意味深な表情をするが……?
彼女は実際のアーサー王伝説には登場しない本作オリジナルキャラクターである。
後にソーシャルゲーム『ソニックランナーズ』にもイベントで再登場しているが、うなずくだけで会話はせず、ソニックは彼女を覚えていない事を示唆するセリフが見られた。
ソニックチャンネルの2024年1月のカレンダーイラストにまさかの登場を果たし、ファンを驚かせた。
プロフィール
関連タグ
ソニック・ザ・ヘッジホッグ ソニック(ゲーム) ソニックと暗黒の騎士 アーサー王伝説
ネタバレ注意
「あなたには分からない……あなたには理解できない……だから私がやるしかないの」
「あなたはもう……いいわ」
実は全ての黒幕であり、本作におけるラスボス。
この世界のアーサー王はマリーナの祖父、マーリンが作り出した幻であり始めから存在しない人物であった(マリーナ曰く祖父の失敗作)。
未来を見通す能力によって王国がどのような末路をたどるのかを知っており、
ソニックを異界に呼び出したのはアーサー王や黄泉の亡者から荒廃した世界を救ってもらうためではなく、彼を利用してアーサー王の持つエクスカリバーの鞘を手に入れ、鞘の力で永久不滅の王国を築こうとしたためである。
物語中盤で鞘を手にした彼女は、「黄泉の女王」となってキャメロット城を瞬く間に崩壊させ、黄泉の魔物たちを次々と召喚する。
ヒロイン枠と思っていたらまさかの黒幕だったという展開には、ソニック達やプレイヤーからも驚かれることになった。その際における声のトーンや演技の切り替わり方は非常に恐ろしく感じる。能登こわいよ能登。
円卓の騎士達と結束をして城に乗り込んだソニックをも圧倒し、カリバーンを叩き折るもソニックがエクスカリバーソニックへと覚醒したため敗れる。
全てが終わった後、ソニックから「どんな世界にも終わりはある。だけど滅びの悲しみがあるからこそ、その世界で生きる人たちは限りある時間を輝かせようと一生懸命になれる」と説かれ、ソニックから一輪の花を受け取る。
きっと彼女にも祖父マーリンの想いが伝わったのかもしれない。
余談だが、前作の黒幕たるイレイザー・ジンが炎の大魔神イフリートを召喚する時の呪文と、彼女がソニックを召喚した際の呪文の最初の部分がほぼ同じである。