概要
ミナレットは、2010年4月12日生まれの元競走馬・繁殖牝馬。JRA美浦・大和田成厩舎に所属していた。
生涯2度の大波乱の高配当を演出してきた大穴馬として知られる。
生い立ち・落札・入厩まで
北海道日高郡新ひだか町にある、有限会社キヨタケ牧場生産の競走馬。
父 スズカマンボ
母 ノワゼット
2011年度オータムセール1歳のセリ市にて80万円(税別)でミルファームに落札され、
落札された年(2011年)に開業した大和田成厩舎に預けられる。
1度目の波乱(メイクデビュー)
入厩後順調に調整され、2012年8月4日、新潟5R・新馬戦でデビュー。
兄弟馬に活躍馬がいない・開業2年目の無名厩舎等、色々なファクターが重なり14番人気に甘んじる。
レースでは2番手から直線抜け出した先がゴール。
2着(同着)のヘイハチピカチャン・ファイヤーヒースも人気薄だったため三連単8→6→14はJRA歴代1位の29万8329.5倍(2983万2950円)という高配当になった。8→14→6も1491万6520円と歴代5位(当時)。
もし、2着同着でなく8(ミナレット)→6(ヘイハチピカチャン)→14(ファイヤーヒース)で決まっていた場合、5966万5980円の配当になっていた(同着だったため、配当が約半分になった)。
その後も順調に使われ続け、2014年のターコイズSに格上挑戦、新人・石川裕紀人騎手の好騎乗により見事に勝利しオープンクラスに上がった。
2度目の波乱(第10回ヴィクトリアマイル 2015年5月17日)
オープン昇格後、4戦目に選んだレースはG1ヴィクトリアマイル。
オープンクラスに上がった3戦が14着・11着・5着と奮わなかった等、色々な理由で単勝291.8倍の18番人気、最低人気となっていた。
いざ、レースになると好スタートからのハイペースの大逃げ。
後続も油断し、直線100mを切ったあたりで、ようやく5番ストレイトガール、7番ケイアイエレガントの2頭の馬がかわす。
18番ミナレットも逃げ粘り3着。
下馬評をひっくり返す好走に、馬券は大荒れ。
- 複勝(18番)8500円
- ワイド(7-18)8万6580円
- 三連複(5-7-18)286万480円・三連単(5→7→18)2070万5810円
この4つの項目は、重賞レース最高配当となった。
三連単はJRA歴代2位の高配当、ちなみに、1位はミナレットの新馬戦。
第56回宝塚記念ファン投票は47位(2566票)。
第60回有馬記念ファン投票は68位(2007票)。
第57回宝塚記念ファン投票は86位(737票)。
2016年10月12日付けでJRAの登録を抹消、繁殖入りすることになった。
見た目の特徴・性格
ハートマークのメンコ(馬の着用するマスク)をしている。
プール調教が大好きで、プールに行くと飛び込むぐらい好きとの事。