概要
メキシコ合衆国のナショナルスポーツチームの総称。国旗にあしらわれた『鷲』をモチーフにしたエンブレムが多用されている。
サッカー
メキシコは北中米カリブ海地域において最もサッカーが盛んな国で、FIFAワールドカップが2度自国開催されている。『ロス・トリコロール』の愛称で親しまれているサッカー代表はW杯で1994年以降の7大会連続で決勝トーナメント進出を果たしており、2022年FIFAワールドカップカタール大会における予選グループ敗退は衝撃を持って受け止められた。
野球
北部では国境を接するアメリカ文化の影響で野球も盛んなスポーツとなっている。夏季のメキシカンリーグ、冬季のウィンターリーグ、2つのプロリーグがあり、実質MLBのマイナーリーグとして扱いを受けている。日本のNPB所属選手も武者修行として冬季のウィンターリーグによく参加する。ただ、国土の多くが乾燥した高原地帯なので球がよく飛ぶ。ゆえに、代表チームも投低打高の傾向が強い。
ボクシング
ボクシングは男女問わず競技人口が多い。世界最大の団体であるWBC(世界ボクシング評議会)の本部はメキシコに置かれている。
ルチャ・リブレ
スポーツというよりも、文化芸術の要素を多分に含むが、メキシコにはルチャ・リブレという格闘技が全国各地で盛んにおこなわれている。男性はルチャドール、女性はルチャドーラと呼称され、派手なマスクで素顔を隠し、宙に舞うプレースタイルが特徴。善悪に分かれて興行が進む。