概要
イギリスことグレートブリテン及び北部アイルランド連合王国のナショナルスポーツチームを指すが、サッカーやラグビーなどの一部競技は連合王国構成4ヵ国(イングランド,スコットランド,ウェールズ,北アイルランド)各協会が個々に国際組織へ加盟しているため4ヵ国のナショナルチームに分かれて国際試合に臨む。ただし、IOCは北アイルランド出身者かつ親アイルランド派(「アイリッシュ・ナショナリスト」と言われる)のアスリートに対してはアイルランド代表としてオリンピックに出場する権利を認めている。
自国開催となった2012年ロンドンオリンピックでは36年ぶりにサッカーイギリス代表としてチームを編成してベスト8の成績を残している。また、ラグビーにおいても4年に一度、南半球の強豪3ヵ国いずれか(ニュージーランド,オーストラリア,南アフリカ)に遠征テストマッチが組まれる際は『ブリティッシュ・アンド・アイリッシュ・ライオンズ』として連合チームを編成。イギリス構成4ヵ国とアイルランドから代表選手が選抜される。
コモンウェルスゲームズ
かつてイギリス植民地域だった国や地域でFIFAワールドカップと同じ年に『コモンウェルスゲームズ』という国際大会を開催している。これは1928年アムステルダムオリンピックにて、正当なオリンピック出場権を持っていなかった英領ギアナ(現:ガイアナ共和国)の選手がカナダ代表として出場して好成績を収めたため、帝国主義的な要素を含んでいると当時批判されながらも1930年に第1回大会開催にこぎつけた。
以来、コモンウェルスゲームズはイギリス連邦所属国家や地域における4年に一度のスポーツの祭典として定着している。
関連タグ
イングランド代表 スコットランド代表 ウェールズ代表 北アイルランド代表