※この記事は『METROID Other M』のネタバレを多く含みます。
概要
CV:伊藤静
マザーブレインの思考パターン・システムを元に作られた人工知能MBに、産みの親である銀河連邦のマデリーン・バーグマンがつけた愛称。
金髪で若い女性のような姿をしたガイノイドである。
マザーブレイン同様テレパシーを使うことができ、メトロイドやスペースパイレーツ、リドリーを操ることが可能。
「Other M」における一連の事件を引き起こした黒幕である。
経歴
- 誕生の経緯
元々は銀河連邦がスペースパイレーツを軍事利用する過程でマザーブレインと同様の思考パターンを持つ人工知能を作るため生み出された。その後スーパーメトロイドにて絶滅したメトロイドをクローニングし軍事利用する際にサムス・アランとベビーメトロイドの支配を越えた特別な関係性に目をつけた銀河連邦によって人間の姿が与えられた。そのためかは分からないが銀河連邦所属時代のサムスのように金髪のショートヘアのスタイルになっている。
人間の姿が与えられた後は責任者のマデリーンの手によって実験に参加していくようになる。その際マデリーンを母のように慕い、マデリーンもまた彼女を子供のように愛していた。
しかし、徐々に連邦とMBとの間に軋轢が生じるようになり、誤解によりマデリーンが裏切ったと思ってしまったMBは銀河連邦に離反、ボトルシップ内のスペースパイレーツを指揮し暴動を引き起こす。
- 本編中
物語中盤から登場する。マデリーン・バーグマンを名乗り被害者を装ってサムスに接触する。この時、アダム率いる第7小隊の中に潜んでいたデリーターが、同じ第7小隊のモーリスを射殺したことを語り、おそらくはそのせいで更に人間に対する不信感を強めてしまったと思われる
一度は自分を始末しようとしたデリーターが操縦する重機RB-176との戦闘で見失うものの、再会した際にはボトルシップが生体兵器の実験場であったことと、クローニングされ、さらに弱点である凍結も無効となった無敵のメトロイドの情報をサムスに与え、彼女を極秘セクターに向かわせるよう仕向ける。アダム・マルコビッチのみ彼女がマデリーンでなくメリッサであることに気づいていたため計画は阻止されてしまうが、直後にボトルシップを操作しサムスを葬ろうとする。
また、デリーター……ジェイムスを返り討ちにしたり、リドリーやゼーベス星人らを操り攻撃するといった暗躍もしている。
- 最期
サムスがクイーンメトロイドを倒した後に登場。マデリーンの説得も虚しく、彼女を突き飛ばす。直後に現れた別働隊の連邦軍からフリーズガンを受けて凍結するが、程なくして自力で解凍し、デスバルク星人などを呼び出し交戦となる。
その後、一瞬の隙をついてマデリーンがフリーズガンを放ったことで凍結、連邦軍隊長の指示で一斉射撃され機能を停止する。
しかし、マデリーンを突き飛ばしたシーンは見ようによっては別働隊の連邦軍のフリーズガンからマデリーンを庇ったとも捉えられ、デリーターから奪ったフリーズガンをマデリーンの近くへ投げ捨てたり、マデリーンが撃ったフリーズガンに着弾する直前に優しく微笑んでいるように見える。
果たして、メリッサはマデリーンを本当に見限ったのか……?真相は砕け散ったメリッサのみぞ知る。
余談
『Other M』でのクリア後を示すファイルのマークはそれまでのスクリューアタックのマークではなく、メリッサのつけていたヘアピンのデザインになっている。