モムノフ
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もむのふ
モムノフとは縄文時代に信仰された神アラハバキに仕えたといわれる武神。
縄文時代から崇拝されるアラハバキ神に仕える武神で、漢字では「桃生」と記述される。
モムノフは東北地方が朝廷の支配を受け入れると貴族の守護神になり、武士のことを「もののふ」と呼ぶのはこの神の名が語源であるからであるという説がある。
また鬼を退治した桃太郎のモデルであるという説もある。
なお陸奥国(宮城県)には「桃生郡(もむのふのこほり)」という地名があり、語源はアイヌ語で「流域の丘」を意味する「モムヌプカ」であるといわれる。
仕えたといわれるアラハバキ神自体が謎の多い神であり、現在では偽書であるとされる「東日流外三郡誌」に記述された内容が一時期信じられていたため、モムノフの伝承についても創作である可能性が大きい。
前述の「もののふ」についても、実際は物部(もののべ)氏が語源であるといわれている。
- 女神転生シリーズ
初出はファミコンで発売された『デジタル・デビル・ストーリー女神転生Ⅱ』で種族は”妖鬼”。姿は落ち武者で、金子一馬氏(当時は「一魔」名義)によって説明書用にカジノで損をして、怒りのあまり機械を壊しているという世界観を説明するイメージイラストが描かれている。またアラハバキは色違いの上位悪魔として登場している。
なお、上記の伝承についても本作の攻略本に掲載された、悪魔設定担当の鈴木一也氏や編集をおこなった健部伸明氏の解説が一般に広まったものが元なのではないかと考えられている。
『真・女神転生』ではドット絵では銅剣、イラストでは槍を持った古代の武人の姿に描かれている。
『真・女神転生Ⅲ』では3DCG化もされ、作中ではマントラ軍の一員の物理攻撃に特化した悪魔で、仲魔にして育てると物理無効という防御相性が特殊な”邪神”アラハバキに変異する。
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