戦う…覚悟は出来ましたか?それなら、速やかに契約に移りましょう
我は汝、汝は我…せっかく見つけたあなたの正義…どうかもう、見失わないで。
今日は偽りの自分からの卒業記念日です…
CV:佐藤利奈
私の怒りを思い知れ!
ゲーム『ペルソナ5』に登場する、新島真のペルソナ。対応アルカナは『女教皇』。
見てわかる通り、バイク型である。乗り物の形になるペルソナはシリーズ上非常に珍しい(他にも同じ怪盗団のメンバーである双葉のネクロノミコンも乗り物タイプ)。心の怪盗団の面々にとってもこれは予想外だったようで、真の初覚醒時は皆呆気にとられていた。
認知世界では見た目通りにバイクとしても使えるのだが、基本的にダンジョンの探索には不向きなのか、あるいはメメントスでの探索ではモルガナカーの存在がある為か戦闘の際に姿を拝む事が殆どだろう。一方で続編に当たる『P5S』ではバイクアクションを存分に堪能できる。
モデルは、ローマ初の女性教皇『女教皇ヨハンナ』(正式には「ローマ教皇ヨハネス8世」)
彼女の記録の不明瞭さや、記録と時代背景が一致しないことから、実在しなかったとする説が有力な女性。
「(男性のみの地位の)簒奪者」という意味で盗みに由来するペルソナといえるかもしれない。
また、対応アルカナとモチーフが完全に一致しているという珍しいペルソナでもある(『5』に登場するペルソナでは他はトランペッターやペイルライダーが該当する)。
副島成記氏によると本作のテーマである疾走感、若者、自由人などがバイクが合致したために決まった。その上であくまでもペルソナなので必ず顔、マスクをつける必要性があり、今のデザインになったらしい。またヨハンナと聞いても姿を想像できる人はいないと思うのでオリジナルデザインにしてペルソナに興味を持って欲しいという思いもあったとのこと。
ちなみに一見すると分かりづらいが、シートの後ろに鍵穴のようなものがあるが、これは女教皇ヨハンナのイスにまつわるエピソードから着想したものである。
女教皇が元ネタというだけあってペルソナ自体の口調は母性的で穏やかである。
性能
主に核熱属性のスキルである「フレイ」を扱う。
それだけでなく、ラクカジャ系スキルや回復系スキル、デクンダを覚えるのでサポートもこなせる多彩さを誇る。
固有特性は炎上・感電・凍結の確率が上がる「万物のはからい」で、加入時点でのメンバーのサポートを前提とした性能を持つ。
なお、『ペルソナ3リロード』参戦時には核熱スキルが存在しないため、物理寄りのスキル編成をしているが、それ以外の役割は原作と概ね同じ。
駆けろ、ヨハンナ!
私ね、関連項目見つけたんだよ
ミラディ:同作に登場する奥村春のペルソナ。属性耐性が逆になっている。また頭や人型の体の有無や元となった人物が神を信じたかどうかなど正反対になっている部分がある。
以下ネタバレ注意
超覚醒ペルソナはアナト。他のキャラの超覚醒ペルソナがほぼ別の姿で描かれるのに対して、ヨハンナの場合はまさかのバイクが変形して2足歩行型ロボットのような姿となる。どこのトランスフォーマーだよと野暮なツッコミはやめておこう。またそれに伴い慈愛溢れるような顔つきから鬼女のような顔つきに変わる。
副島成記氏はノリノリでデザインにしたらしく、グッドスマイルカンパニーからはヨハンナから変形させる事のできるフィギュアまで販売されていたりする。
アナトに進化すると新たに呪怨属性の体制や苦手な念動属性をカバーする「極・念動見切り」を獲得する。
元ネタのアナトは豊穣神の側面に加え、あのモトをぶちのめした程の好戦的な側面を持っていたとされ、世紀末覇者先輩とあだ名される荒っぽい側面を持つ真のイメージに適うモチーフだと言える。
なお、彼女が属する「女教皇」は処女性を司るアルカナとされるが、アナトも往往にして「処女」と呼ばれる。
『R』では新たに「アグネス」というペルソナを使役する事が公式からアナウンスされているが、全体的に高貴さと刺々しさが同居している装飾が施された未来的な二輪車というデザインになっている。
この姿になると「万物のはからい」の強化版「万物の恩寵」に加え、全体版ランダマイザ「チェックメイト」を習得できる。
ちなみに前作外伝に登場する黒神創世はヨハンナの先駆け的存在であり、人とバイクの二つの姿を持つ(こちらはペルソナ使いである)。