経歴
1977年11月27日生まれ、キューバ・ハバナ出身。ポジションは投手、左投げ左打ち。
若くしてドミニカ共和国に亡命するも5回亡命に失敗し、数週間の刑務所暮らしを経験している。6回目で亡命に成功したが、手助けした実兄は10年間刑務所に入れられた。
アメリカ合衆国に渡り、2004年にシカゴ・カブスと契約しプロ入り。MLB球団を転々とした後、2015年から2017年までの3シーズンの間NPB・中日ドラゴンズでプレー。64試合に先発登板し17勝を挙げた。退団後はメキシカンリーグに移り現役続行。
2021年には、43歳ながら東京オリンピックの野球・ドミニカ代表に先発投手として起用され、ドミニカ代表の銅メダル獲得に貢献した。
バルデスおじさん
MLBでメジャーデビューした時点で32歳。NPB・中日時代は既にアラフォーに差し掛かっているのにもかかわらず、先発ローテーションの一角を担っていた。彼の見た目とスキンヘッドが相まってチーム内では「おじいちゃん」と呼ばれ、ファンからも「バルデスおじさん」の愛称で親しまれていた。
中4日で投げ続けるも、味方の援護がなかったり勝利投手の権利を頻繁に消されたりで見せる彼の悲愴な表情は話題となり、「バルデスおじさんを救う会」なるネタも誕生。
また2017年のオールスターゲームでは、ファンの声が当時の森繁和監督に届き、監督推薦で出場した。