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「言い訳なんか聞きたくないよ! この広い砂漠の真ん中でアタシはたった1人で待ってたんだ!」

概要編集

TVアニメ版『ONEPIECE』の第98話「砂漠の海賊団登場!自由に生きる男達」で登場したアニメオリジナルキャラクターであり、原作には登場しない。


砂族バルバル団の女船員であるが、元はアラバスタ王国の「メリアス」出身の一般人であり、メリアスが衰退した後にバルバル団船長のバルバロッサに拾われて砂族となった。


プロフィール編集

本名ラサ
肩書き一般人→バルバル団の船員
能力無し
出身地アラバスタ王国
CV長沢美樹

人物編集

容姿編集

小さな傘をのように頭に付けた和風の黒髪シニヨンヘアが特徴の女性。


性格編集

砂ゾリの名手で後述の理由でストイックに振る舞っている。

生まれ故郷のメリアスはかつて国王ネフェルタリ・コブラが訪問した場所の1つであり、当時は幼かったラサが王女ビビに出会っていた。その頃は笑顔で花束をビビに贈っており、コブラが残した「何かあれば必ず駆けつける」という言葉で勇気づけられたが、それから程なくサー・クロコダイルの陰謀に巻き込まれる形でメリアスが衰退。

町民達がメリアスを去っていく中、ラサだけはコブラの言葉を信じてメリアスに残り続けていたが、やがていつまで経っても助けに来ないネフェルタリ王家に見切りをつけてバルバル団に加入して現在に至る。


作中での活躍編集

ひょんな事からバルバル団の縄張りで麦わらの一味と遭遇した事でビビと再会。

しかし、上述の経緯に加えて当のビビが自分の事をあまり覚えていなかった事から、初登場して早々にビビに対して敵意を向けていた。

事故という形でモンキー・D・ルフィに折られた砂族船のマストを直す材木を手に入れるためにビビと同行して今は廃墟と化したメリアスに足を踏み入れ、そこで自身の不遇を語り、それに対してビビが「当時は各地で同じような事件が起きていて、それらの対応で国王は手一杯だった」と釈明したものの、どこか他人事のように聞こえたのか、思わず激昂して積年の苦しみをぶつけるかの如く上記の台詞でビビを非難した。そして…


「今でもわからないんだ。あんなに辛かったのにアタシは一体何を待ってたんだろう? 一体何がアタシを生かしてたんだろう?」

「憎しみなの? 怒りなの? それともありもしない希望だったの? 一体何なの!? 誰か教えて…!」


国家に見捨てられた上に生まれ故郷が廃墟になって帰る場所も奪われた今でも心のどこかではコブラの言葉を信じ続けていた事を涙ながらに自嘲気味に語り、ようやくラサの苦しみを理解したビビは号泣しながら謝罪の言葉を述べていた。

その後、ビビと和解したようであり、次の回では別れ際に笑顔で手を振りながら麦わらの一味を見送っていた。


余談編集

アニメオリジナルのゲストキャラクターであるため、ラサのその後に関しては不明であるが、(規模の差があれど)2年後にビビが奇しくもラサと同じような立場となったのが皮肉と言える。


関連タグ編集

ONEPIECE アニワン アラバスタ王国 ネフェルタリ・ビビ ネフェルタリ・コブラ


コーザ:原作本編に登場したビビの幼馴染み。

カミュスコーピオン(ONEPIECE):同じくアラバスタ編におけるアニメオリジナルキャラクター。

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