アニメ一期版※【CV:佐藤ゆうこ】/アニメ二期(FA版)【CV:井上喜久子】
演:松雪泰子
※一期についてはラスト(旧鋼)を参照。
概要
原作及び2009年版アニメでは二番目に「お父様」によって創られたホムンクルスであり、唯一の純粋な女性型。身長170㎝(ハイヒールを含む)。
ウェーブの黒髪と完璧なプロポーション、胸元のウロボロスの紋章がセクシーな美女。巨乳。
人間を見下してはいるが、意外に誇り高い一面もある。
手の先端を超高速で伸縮させて石や鉄などありとあらゆるものを貫通、切断できる「最強の矛」を持つ。作中でも随一の殺傷能力を誇り、その攻撃を完璧にガードできたキャラクターはいなかった。
しかし防御力や回避能力はさほど高くないため、敵に反撃されるとダメージを受けてしまう。
主にクールな知略家として物語の随所で暗躍した。
情報戦略のために「ソラリス」という偽名を用いてジャン・ハボックと交際していたが、仕事とプライベートを分けるタイプであったハボックからは何も情報は聞けず失敗。
その直後第三研究所深部にてロイ・マスタングらと対決。ハボックに重傷を負わせ、バリー・ザ・チョッパーをバラバラにするなど善戦するも、マスタングの決死の奇策の前に惜敗。
彼の誇り高さに恋心とも取れる敬意を現した後、彼のこれからの運命を哀れむかの様な言葉を残して消滅した。
その彼女の言葉は、後に見事に的中してしまうこととなった。
早い退場がファンからも作者からも惜しまれた。
なお、ハボックとは清いおつきあいで肉体関係には至らなかったようである。
ちなみにラストはタバコが嫌い(一度挑戦したが、「マズい」と気に入らなかった)なので、ハボックはデート間際は必ずタバコの火を消していた。
余談
その頭脳とリーダーシップぶりから、ホムンクルス陣営のブレイン役&精神的支柱を担っており、そんな彼女が真っ先に退場してしまったことが、ホムンクルス達の敗因となってしまったと考えられる。
事実他のホムンクルス達は
- 頭は切れるが、自分がピンチになれば仲間すら喰らう暴君気質(加えてお父様と一緒の時は思考停止気味)な上に、入れ物の性質と表の立場故に大っぴらに動けないプライド
- 遊びを入れすぎて余計な痛手や恨みを受ける上に、短気で煽り耐性皆無なエンヴィー
- トンネル掘りという重要な任務に掛かり切りな上に、非常に怠惰なスロウス
- 愚鈍で主体性に欠けており、ラストを失って情緒不安定になってしまったグラトニー
- 大総統としての仕事で手一杯であり、老化の概念があるため長期任務に向かないラース
という面子だったため、如何にラストの存在が重要だったかが分かる。
彼女はお父様から「色欲」を主として切り離された存在ではあるが、
少年誌という媒体だったからなのか言うほど性欲を感じさせないクレバーな立ち回りと人格である。
そもそもお父様に色欲というものが然程存在しなかったからなのだろうか
(「作中で相手を見つけて子を増やさねばコミュニティを造れない、人間とは不便なものだ」という発言もある)。
関連タグ
プライド グリード エンヴィー スロウス グラトニー ラース
オルチーナ・ドミトレスク 中の人つながり。瞬時に伸ばす爪を攻撃手段とする、巨乳、上品な雰囲気等似通った点が多い。