概要
メキシコで伝承されるフクロウの魔女で、悪魔崇拝を行い魔女になったことが町の人々に知られ処刑された女性が、人面にも見えるフクロウの魔物になって黄泉還ってきた存在である。
夜にフクロウの鳴き声が聞こえてくるのは彼女が次に狙った犠牲者を確定した証拠で、家の扉の前で赤ん坊の声で泣くのでうかつな者が扉を開いてしまうと、不潔な子供や酒にだらしない大人は大きな鉤爪でつかまれていずこへか連れ去られて生きて帰れないと恐れられている。
また家の外で騒々しい口笛や悲鳴をあげることもあり、それに怒って大きな音を立てて窓を開くと鉤爪で目を潰されてしまう。
さらに悪夢で見ただけでも身内が死に、銃で撃つと自らが死んでしまうという不幸の化身であるとされる。
その他天候を操る力を持ち、嵐や大雨を呼ぶともいわれている。
なお伝承地では塩に弱いとされるので、各家庭では切らすということが非常に恐れられている。