概要
物理攻撃に対してダメージの何割かを反射する、もしくは完全に反射する防御属性で、ロールプレイングゲームにおける初見殺しの原因の一つであるが、主人公側も防御スキルや魔法でこの特性を得ることができる場合もある。
『女神転生シリーズ』における(特にAUTOコマンドがあった初期作において)邪鬼ギリメカラや鬼女ランダがトラウマとして有名であり、pixivにおいてはこのタグが付けられたイラストの大半がこのキャラクターたちである。
なおこのような防御属性を持つキャラクターは、即死魔法を含めた魔法攻撃などに滅法弱いという抜け道を設定されることが多く、対策さえしっかりすればなんとかなる場合が多い。
創作での例
女神転生シリーズ
上記のギリメカラの他、ランダやタマモノマエ(チェフェイ)がこの防御属性の定番であるが、シリーズ初心者が犠牲者となりやすい。
その他、銃に弱い種族凶鳥なのに銃撃反射のカマソッソなどの搦め手を持つキャラクターもいるため注意が必要である。
また物理反射魔法テトラカーンやスキル畳返し持ちの、堕天使デカラビアやヨシツネ、魔王ルキフグスのような悪魔を仲魔にすれば攻略が非常に楽になる。
『真・女神転生Ⅲ』ではプレスターンバトルシステムにより、こちらの失策が即全滅につながるため猛威を振るい、『ストレンジジャーニー』では初見の際にはシステム上アンノウン状態であるため、被害に遭わないと対策ができず苦しめられた。
なお作中の設定では妖術によって自傷しているという、バリ島の魔女ランダの伝承を元にした解説が成されている。
ドラゴンクエストシリーズ
装備の一つやいばのよろいは、『ドラゴンクエストⅢ』では敵の物理攻撃の1/2のダメージを、『ドラゴンクエストⅣ』以降は1/2の確率で1/4のダメージを与える防具である。
『ドラゴンクエストモンスターズ』シリーズでは物理反射魔法「アタックカンタ(アタカンタ)」が登場。『ジョーカーズ2』から「つねにアタックカンタ」という特性も登場している。
レナスシリーズ
物理反射魔法ナノバックと魔法反射のモメカバックを併用することで、ラスボス戦が非常に楽になる。
うしおととら
くらぎは受けた攻撃を反射するばかりか、身体に留めて好きなタイミングで発動できる強敵である。
銃夢LastOrder
ZOTTの月船教団(スターシップカルト)戦でゼクスがはまってしまうが・・・
ウルトラシリーズ
こちらから攻撃して破壊しても瞬時に再生し、それどころか姿が受けた攻撃に応じ変化して同様の攻撃を返してくる完全生命体イフが登場。
また子供の工作がマイナスエネルギーで実体化したガゼラは、胸に付けた増幅器であらゆる攻撃を吸収して倍返しするという設定まで再現してしまった。
空間自体を歪ませる空間操作の力を持ち、攻撃をそのまま返してくるブルトンやブンダーなどの怪獣もいる。
遊戯王OCG
カードゲームだが、戦闘ダメージを反射するアマゾネスの剣士のようなカードがいくつか存在する。
ドラえもん
劇場版の『のび太と鉄人兵団』において、宇宙からの侵略軍である鉄人兵団の攻撃を跳ね返すために改良型山びこ山を使用。その他にもひらりマントなど反射能力があるひみつ道具がいくつもある。
ジョジョの奇妙な冒険
第三部以降登場したスタンド能力の中には、一定の条件下でこの力を発動するものがいくつか登場したがその原理は様々である。
MOTHERシリーズ
一部のボス敵は戦闘開始の時点で「シールドβ」(3はカウンターα)が張られている。物理攻撃で攻めるなら「シールドキラー」や「ちゅうわマシン」を使ってからにしたいところ。(解除しないでペンシルロケット20なんか撃ったら跳ね返ってくる。)
なお、第1作「MOTHER」ではプレイヤーパーティー側も、習得するPSI「パワーシールド」で敵の攻撃(通常物理攻撃は無論の事、倒したら爆発する敵からの爆風ダメージや、発動者が確実即死する代わりに超威力の物理ダメージをこちらに叩きこんでくる「最期の一撃」、果てはほぼ全種の攻撃ダメージ系PSIまでも(ただし「ダメージ数値表記が出る」ものに限るため、「即死させる」攻撃の「PKビームγ」や「瀕死にする」攻撃の「PKフリーズγ」は無理。また、ごく一部のボス敵には通用しない))を反射して逆襲することが可能である。
ファミコンジャンプ
ラストバトルの敵の一人『キャプテン翼』登場のGK・ヘルナンデスは「黄金の右腕」で、近代兵器を含めた各漫画の主人公の必殺技すら軽々と跳ね返す。
桃太郎伝説
ギャグ敵が出現する「ほほえみの大地」に、こちらの攻撃をバットで打ち返す、当時の野球選手のパロディ鬼・あかおにホーマーやきよはらだし、クロオニマティが出現する。