概要
地獄の宰相と呼ばれる悪魔。
初出は『真・女神転生Ⅱ』で、今作においてドット絵およびそれを元にした公式イラストが描かれたが、メッセンジャーとしての登場であり本編中では戦うことは無かった。
ちなみに姿のモチーフは、昭和の怪奇児童書『悪魔全書』内の挿絵であると思われる。
ルシファーの居城である「ケテル城」奥深くで、アレフの力量を測るために待ち受けており、報告をするために急いで去って行く。
戦うことができるようになったのは『ソウルハッカーズ』からで、今まで戦った悪魔と戦うことができる特殊ダンジョン「ホテル・シーアーク」最上階からクリア後侵入できる「時幻の回廊」で戦える隠しボスの一体として登場し、『Ⅱ』と同じく力量を測ってくるが、主人公側のレベルに応じてメッセージが変化するという演出がある。
素早さが高く、開幕二回行動で物理反射のテトラカーン及び魔法反射のマカラカーンを唱えてくるテクニカルな悪魔で、慎重に行動しないと手痛いダメージを喰らってしまうので、攻撃が確実に通る万能系で攻めることが推奨される。
『真・女神転生Ⅳ』では「ルシファーパレス」の中ボスとして登場し、マカラカーン持ちで銃反射という特性に注意が必要である。
『真・女神転生ⅣFINAL』ではメインクエスト「討:【緊急】最終戦争」のボスの一体として登場。やはりマカラカーン持ちだが、電撃に弱くこちらの反射魔法も有効である。
『DEEP STRANGE JOURNEY』ではEXミッション「ルイ・サイファーの贈り物」で戦うことになるLv.99の魔王の一柱で、「明星の加護」で弱点を次々に変更してくるばかりか、対策必須な強力な魔法攻撃で攻めてくる。
『真・女神転生NINE』で3DCG化されており、『真・女神転生IMAGINE』では「魔階トチョウ(偽)」で実装され、『D×2真・女神転生リベレーション』にも登場している。
なお『女神転生シリーズ』の通貨であるマッカ(魔貨)は、魔界の富を管理する彼が製造を指揮し流通させているという設定で、各作品共に魔法攻撃を得意とする知性派悪魔という位置づけであるが、作中での扱いから、二次創作においても奔放な閣下に振り回される苦労人というポジションが良く似合うキャラクターでもある。
ペルソナシリーズでは『ペルソナ2』に登場するDEVIL上位の悪魔で、ラストダンジョンに出現するやはりテトラカーン・マカラカーン持ちの難敵である。
『罪』では女神転生シリーズと同じ姿にドット絵が打たれており、PSPでのリメイク版ではシアターモードのボスとしてレベルが高いものが登場する。
『罰』では他の悪魔の色違いという独自性が薄れた姿で、レベルは据え置きなので、軒並み高レベルの悪魔が登場する本作では弱体化ともとられる扱いだった。
リメイク版『罪』では追加シナリオにボスとして登場した。