リッチー・プレストン
りっちーぷれすとん
仮面ライダー龍騎のリメイク『KAMEN RIDER DRAGON KNIGHT』の登場。大金持ちの両親を持つ21歳の青年。
大金持ちのボンボンだけあって地道に働く事を嫌っており、楽をして大金を得ようとする典型的な道楽息子。立ち位置は須藤雅史だが性格は芝浦淳と佐野満を足したような人物。
そんな息子の根性を叩き直すために父親から勘当されたことで一文無しとなってしまい、父の雇った新しい弁護士と名乗り近づいて来たゼイビアックス将軍から“ライダーを一人倒す毎に百万ドルを与える”と持ち掛けれ、その誘惑に負けて仮面ライダーインサイザーとして活動するようになった。
大金を手に入れたいためか、格闘技の延長線上程度に考えていたのかは不明だが人を人とも思わないような言動や軽い態度が目立ち(とはいえ、ゲーム感覚で人の命を弄んでいた芝浦淳よりはマシだが)、甘やかされてきたからか自分が不利な状況に陥ると口癖である「こんなのフェアじゃねぇ‼」という台詞を吐きつつ撤退するヘタレな部分が見え隠れする。
ゼイビアックスから提示された甘い言葉に乗せられ、ライダーバトルについて何も知らないまま大金目当てに執拗にキットを狙い続けるが、最後はウイングナイトとの一騎打ちの果てに敗れ去り、何が起こったのか分からないまま恐怖と絶望の叫び声を上げながら原作同様に最初の脱落者としてベントされるという壮絶な最期を遂げた。
その後、彼がどうなったのかは分からずじまいだったが、後に発表された後日談小説『KAMEN RIDER DRAGON KNIGHT 2WORLD 1HEARTS』でその後の動向が書かれており、戦いが終わった後にアドベントマスターによって救出されると政府の秘密機関のノーマンによってライダーとしての日々の記憶を消された状態で社会へと戻されたことが判明。
ベント空間に囚われていた期間は事情を知らない両親に家出していたと認識されてしまい、本当に勘当されて無一文状態になってしまった。途方に暮れていたが似たような境遇の仲間達と出会い、とある駐車場で働き始めると無意識下でベントされた際の記憶を覚えていた事もあって本当の意味で真っ当な人間へと成長。
ゼイビアックス亡き後に人間を襲い始めた残党のアドベントモンスターたちの起こす事件を解決するために再び呼び戻された。
当初、ようやく見つけた自分の居場所を守りたいことやベントされた時の恐怖からモンスター掃討に参加しないと断っていたが、何時周囲の仲間がその脅威にさらされるかという不安と悩みに気づいた仲間の言葉で再び戦いに身を投じる事を決意。
更にインサイザーの特性を生かして次々に戦果を挙げるという戦士としての急成長も見せ、黒幕からも「シンプルだがライダーの性能を十分に引き出した」と称賛されている。
その後、事件を引き起こした黒幕によってベントとされてしまうが、再びアドベントマスターによって救出され最終決戦へと参加。事件解決後は再びライダーとして活動していた時の記憶を消されるが、今度はノーマンによるアフターケアーが行われたため、無事に職場に復帰したようだ。