リュウ(北斗の拳)
りゅう
「こんな馬に乗るなんてオレの父さんは大きかったんだ!!」
CV:矢島晶子(DD北斗の拳2)
修羅の国編終了後、突然登場したラオウの息子。外見から年齢は10歳前後と思われる。
ケンシロウにより、かつてラオウに仕えていた老人リセキが治める集落に預けられ、ハクリ夫妻に養育されていた。
カイオウとの戦いを終えたケンシロウと再会し、彼とともに各地を旅をしながら北斗神拳伝承者の心構えと男たちの生き様を知っていく。
外見の歳相応の少年らしい純粋さと活発さを見せる一方で、暴漢たちに立ち向かう勇敢さを持つ。
コウケツとの戦いでは、奴隷たちを束縛するための人質となった子供たちと団結し、見事脱走を成功させ奴隷解放に大きく貢献した。
最終章直前で、ケンシロウの置き手紙によりラオウの元下であるバルガのもとに引き取られる。
原作では「養父母に預けられた赤ん坊の時点でラオウは他界していた」ということが登場人物の台詞からうかがえたが、後に「ラオウは生前リュウと会っていた」という設定が付け足され、いつ生まれたのかよくわからなくなった。
誰が母親なのかも不明。
前述の設定から、ユリアではラオウの生前にラオウの子を産むことは不可能なので(原作者の武論尊はユリアにするつもりだったそうだが、編集者の堀江信彦に少年漫画でそれはダメだと諫められたとのこと)、彼を慕っていた女性、リハクの娘トウかラオウの幼馴染レイナではないかと言われているが、やはり憶測の域を出ない。「ラオウが一人で産んだ」「ケンシロウが産んだ」というトンデモ説まで飛び出す始末。
『ラオウ外伝 天の覇王』では、原作に登場する数年前のエピソードが描かれている。同じ村の子供達が悪党に捕まり、その救出へと向かい、ラオウに父親を殺されたロイなる男と対峙。ラオウは罪も無い人々を殺した悪魔だと罵られ、憧れていた父親像を崩された。だがその後現れた元拳王軍特攻隊員のジャックに、全ては世を平定するためであったこと、ロイの父から拳法を奪ったのも、全ての拳を後世に残すためであったことを教えられた
原作終了後の続きとして製作されたファミコン用ソフト『北斗の拳4』では父親の外見と強さを、叔父の優しさを兼ね備えた青年に成長。
主人公に北斗神拳伝承者の座を譲るため、自ら手首の腱を切り、拳を捨てた。