概要
サガフロンティアの7人の主人公のうちの一人。
リージョン・ヨークランド出身のヒューマンの若者。25歳。
親のすねかじりを卒業するべく一念発起し村を後にする。
故郷を発つ際に偶然にも世界政府トリニティの執政官と出会うが、
それがきっかけで彼の運命を大きく動かしてゆくことになる。
旅の目的
他の主人公と違い、旅の目的はこれといって何もない。
主人公として選んだ場合にはシナリオ開始時に名前変更が可能である。
メインのシナリオは大変短く自由度が高い。
シナリオ開始直後から 1 回も戦闘をせずにラストボスに挑める。
他のシナリオでは主人公は第 1 グループにしか所属できないが、リュートの場合のみ例外で、
一般の仲間のように第 2・第 3 グループへも移動させることができ、
主人公でありながら敵と戦う際に控えに回る事もできる。(ラスボスも例外ではない)
RPG界きってのお気楽主人公である。
CMでは吹越満が声を担当していた。
人柄
人を寄せ付ける不思議な魅力の持ち主であり、近所の子供達に大変懐かれている。
凶暴なオーガ族のモンスターであるサンダーも、彼を「アニキ」と呼び慕う。
また、滅多に素性を明かさないレオナルド博士本人から名前をサラリと訊き出してしまったり、
術のことしか頭に無い男ブルーからも身の上話をさせてしまう。
他の主人公の場合でも「面白そうだから」と、いつでも仲間になってくれたり、クーン編ではカバレロのアジトへの潜入に協力してくれたりと、非常に友好的に接してくれる。
名前の由来は劉邦・劉備と楽器のリュートである。ちなみに歌のセンスはあまりない。
戦いが苦手であったり、音楽が趣味で人に懐かれる設定も、それぞれ劉邦と劉備がモチーフになっている。
インペリアルサガでも、裏解体真書の小説でも最後の最後にひょっこり出てきてヒューズが欲しかった「もう一押し」をかましてくれるトリックスターとして登場している。
戦闘
剣技・体術ともに、全体的に閃き適性のある技は多くなく、それも強力な技の派生元に適性が無いという絶妙な穴を抱えている。派生修得は難易度が低く、それが使いにくいため、欲しい技を覚え難いという事になりがち。
派生元の適正はないが、強力な技の適正を単独で持っていることが多いため、確率の低い通常攻撃から閃いたりしなければならない。
ちなみに適正の数では全キャラ中かなり下位に位置する。数自体は全体の半分弱で、アニーに次いで下から2番目。
非常に弱い。
一見弱そうなキャラほど素晴らしい素質がある……なんてのは普通のRPGの話で、サガフロではそうもいかない。
攻略本(解体真書)では「非力でのろま、おつむもいまいち」と、散々な言われようである。
総合的に戦闘には全く向いていない。
(とは言ってもこのゲームの仕様上、使い続ければ気にならない程度にまでカバーは可能。)
初期ステータスは魅力が突出しているのみで、成長率もHP・丈夫さ・魅力を除き殆どがほぼ最低レベル。(HPは全キャラでも上位に位置し、魅力は妖魔を差し置いて全キャラ中トップ。丈夫さに関してはまあ平均的)更にリュート編では主人公でありながら第一パーティーから他のパーティーに移動できると言うのも非常に異質。
簡単に言うと、使用武器種による成長補正を加味しても、平均以下の実力にしかならない。
高い魅力は、人間ではほぼ無意味。同程度の使用回数の仲間と比べたら、1~2周りほど低いステータスになるだろう...。
攻略本(解体真書)ではかなり成長させたリュートの画面写真が掲載されているが、これを実現するには成長率の高い敵(スライム大など)を相手に粘る必要がある。また、満足いくところまで伸びたら、残りを装備で補完する手もある(ただ、ここで装備の補完を先にすると、よけい伸びにくくなるので要注意)。
実は素の成長率で比べると筋力や運動性よりも、知力や集中力の方がやや上がりやすい。
前述の技の閃きの悪さと合わせて考慮すると、実は術師や銃士向きである。
関連イラスト
関連タグ
サガフロンティア サンダー(サガフロ) ハミルトン艦長 ゲン(サガフロ)
EDネタバレ
モンドの野望を砕いたことでトリニティ特別顧問に招かれるが、リュート本人はこれを望まず母からも「逃げな、リュート!あんたが顧問なんかやったら、世の中破滅だよ。」と背中を押され、トリニティから逃げ回ることとなった。