プロフィール
概要
漫画『SHY-シャイ-』の登場人物。
中国のヒーロー《ミェンロン》に変身する能力を持ち、持ち前の拳法《龍眠拳》とヒーローとして得た「眠りの力」を併せて、相手を眠らせて倒す、穏やかな戦闘スタイルが特徴。
初対面の人間からは美少女と勘違いされやすいが、れっきとした男性。
ヒーローたちと敵対組織《アマラリルク》の戦いの中で、敵メンバーの一人である《ドキ=バラガキ》とは浅からぬ因縁を持つことになる。
性格
戦うことが苦手で、悪人とも戦わずに解決できればいいと考える心優しい性格。
睡眠をこよなく愛しており、初登場時は北極の野外で枕を取り出して寝息を立てていた。
同時に「男らしさ」に憧れており、自らの価値観が「女々しい」のではないかと悩みながらも、かっこいい男を目指し日々精進中。それゆえ女子に間違えられたり「可愛い」と褒められたりするたび、ひどく落ち込むのがお約束。
一人称は「ボク」。語尾には「です」をつけ、いつも礼儀正しい。
素顔
中国ダイレン県で中国拳法・龍眠拳を教える道場の息子。四人兄弟の末っ子。
道場はそれなりに繁盛しているものの、父親が作った借金のために余裕はない。父は姿を見せず、母のリー=スイミンはいつも寝てばかりのため、道場は実質的に四人兄弟が取り仕切っている。兄は上からシンミン(長男)、ゲンミン(次男)、未登場の三男。
幼少期のミンミンは末っ子で力が弱く、本来はスイミンがやるはずの家事をやらされて修業もままならならなかったため、家族に対して常に不満を抱えていた。
怒りが爆発したある日、衝動的に家出をするも独り立ちできる年齢でもなく、三日後に行き倒れになりかかっていたところを当時の中国のヒーローで、ミンミンにとって憧れの的でもあった《夜龍(イェロン)》に助けられる。同時にイェロンの正体がスイミンであったことを知るが、三日三晩の無理がたたってスイミンは昏睡状態になってしまう。スイミンは日々惰眠をむさぼっているようでいて実は不眠症であり、芳しい体調ではなかった。
ある夜、病床で寝入ってしまったミンミンは夢の中でスイミンと再会。ずっと知ることのなかった母の本心と「お前にはお前自身をそのまま大切にしてほしい」という激励とともに転心輪を託され、ヒーローとなった。
ヒーロー「ミェンロン」
作中世界で中国を守るヒーロー。
第2巻で初登場。北極からの救難信号を受けてシャイ、スピリッツとともにユニロードに招聘された。その任務でツィベタ=コオリスカヤおよびアマラリルクと名乗る敵対組織と初めて遭遇し、以後シャイやスピリッツとも共闘を重ねていく。