「私はレッドのところに終身雇用契約したの!」
CV:高尾奏音
概要
ギデオン(レッド)とは旧知の仲。「スピリットスカウト」(自然の案内人)の加護を持っており、森や山奥など自然環境において様々な気配を関知して最適化された行動を取れる。衝動は仲間と認めた者を見捨てられない事と自然の守り手である事。固有武器はショーテル(湾曲刀)の二刀流。
本来はロガーヴィア公国の姫であり幼い頃より自国の騎士たちや冒険者たちの筆頭に立って彼らを率いてきたロガーヴィアの英雄のひとり。しかし自身の支持が高まりすぎた事で公国の継承権争いに担ぎ出される事を危惧して国を出奔し、いち冒険者としてゾルタンに流れ着いた。ギデオンとは姫時代に故国を守りたい思いから「勇者と仲間たちに頼りたくない」と険悪な関係だった。しかしギデオンと魔王軍相手に様々な悲しみと困難を乗り越えて支え合いロガーヴィアを守りきった事から彼を頼りにするようになる。いわゆる「ツンが終わってデレだけが残った元ツンデレ姫」。
冒険者ギルドで聞いたレッドがギデオンその人ではないかと考え、開店したばかりの薬屋を訪れる。レッドがギデオンと確認したのち、冒険者引退を宣言してレッドの店の仕事を手伝いながら共同経営者として同居生活を送ることになる。ちなみに王族の教育の一環として高度な経営論を(小規模店舗から国家運営まで一通り)学んでいた事から経営感覚や試算力、マーケティング力はレッド(ギデオン)よりも的確。
のちに冒険者引退を聞きつけた町の実力者たちから「考え直してカムバックしてほしい」と集団で泣きつかれ破格の条件を提示されまくったが、さすがにキレて絶叫したのが本項目冒頭のセリフ。
前述の通りレッドにはデレッデレのため、作中ではこれでもかと好意をアピール。レッドも最初こそ戸惑ったが、同棲を始め、共に店を経営していく中で次第にその想いに応えていき、最終的には一夜を共にし、プロポーズまでしている。
実はギデオンが「レッド」の偽名を考え付いたのは、リットからの連想。
ヤングリットの冒険
番外短編「ヤングリットの冒険」では主人公であり、9歳ごろの彼女が描かれている。
事あらば城を抜け出して城下町で遊ぶ、お転婆ぶりは、すでにこの頃から定着していた。
彼女の育ったロガーヴィア公国の城下町では「冒険者に憧れる子どもに、町のお手伝いを斡旋する」という「冒険者ギルドこども支部」(実態は冒険者ギルドを定年で退職したOBたちと、子ども好きなギルド職員が示し併せて運営している、本物の冒険者ギルドとは異なる「子どもの冒険者ごっこ」をちょっとだけ本式にサポートして冒険者体験をしてもらうためのボランティアの集まりで、事務所はギルドOBの私室)があり、この物語でのリットは(王族である事を隠して)そこに所属(といっても「ごっこ」なので、そう言っていいのかは解らないが)している。
ちなみに、ここでのリットは初任務ついでに、いきなりトラブルに巻き込まれ、覚醒したばかりの加護による精霊の力で強盗2人をお縄にしている。
関連タグ
マリーカ(暗黒兵士):別の追放系作品のヒロイン。共通点が多いが「追放前に主人公と面識がない」「平民出身」と相違点もある。