概要
2歳で引退したが、ミスタープロスペクター等を輩出し、ネイティヴダンサーの後継種牡馬として大成功をおさめた。
プロフィール
性別 | 牡 |
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毛色 | 栗毛 |
父 | ネイティヴダンサー |
母 | レイズユー(母父:ケースエース) |
生産者 | ハッピーヒル・ファーム(アメリカ合衆国) |
馬主 | E・H・オーガスタス夫人→ルイス・エドワード・ウルフソン |
調教師 | バーレイ・パーク |
生涯成績 | 4戦4勝 |
来歴
1961年
4月11日、ウェザリル夫妻が経営するハッピーヒル・ファーム(ケンタッキー州)で誕生。父・ネイティヴダンサーは「グレイゴースト」と呼ばれた全米のアイドル、母・レイズユーはコリーンステークス、ニュージャージーフューチュリティステークス、ポリードルモンドステークスを勝っている。
生後間もなく22,000$でE・H・オーガスタス夫人に購入された。
1962年
ルイス・エドワード・ウルフソンに39,000$で転売された。ウルフソンはウォール街で乗っ取り屋として知られた人物で、1960年にハーバービュー・ファーム(フロリダ州)を開設し競走馬の生産を始めていた。
1963年
2月28日、J・L・ロッツ騎手を鞍上にハイアリアパーク競馬場(フロリダ州)の未勝利戦(ダート600m)でデビューし1着。
5月4日、アケダクト競馬場(ニューヨーク市)の平場戦(ダート1000m)でレコード勝ちをおさめる。
5月31日、アケダクト競馬場でジュヴェナイルステークスに出走し1着。
7月17日、アケダクト競馬場でグレートアメリカンステークスに出走しレコード勝ちをおさめる。しかし、サンフォードステークスに向けた調教中に前脚の腱を痛めて引退。
1964年
ハーバービュー・ファームで種牡馬となる。
1965年
初年度からアメリカンネイティヴ(デラウェアバレーハンデキャップ等)、イクスクルーシヴネイティヴ(アーリントンクラシックステークス等)等の産駒が誕生。
1966年
マジェスティックプリンスが誕生。
1968年
スペンドスリフトファームに購入され、ケンタッキー州に移動。
1969年
クラウンドプリンス(デューハーストステークス等)が誕生。
1970年
ミスタープロスペクターが誕生。
1972年
ラーオメドーン(イタリア大賞、イタリアジョッキークラブ大賞等)が誕生。
1973年
デジレー(サンタバーバラハンデキャップ等)が誕生。
1975年
アリダーが誕生。
1983年
クリアチョイス(スワップスステークス等)が誕生。
1987年
ニフティニース(関屋記念、セントウルステークス等)が誕生。
1988年
7月、脊椎の病気が悪化し、安楽死の措置が執られた(27歳)。