概要
スコールたちが見る不思議な夢の登場人物のひとりで、エルオーネの幼少時代の保護者。
ガルバディアのウィンヒルという村に住む女性。戦争で孤児となった近所の女の子エルオーネを引き取って育てるなど心優しい性格で、花を愛し村人たちからも愛されていた。
任務中の大怪我でウィンヒルに運ばれてきたラグナを親身になって介抱し、互いに惹かれるようになり、ラグナの怪我が治った後もエルオーネと共に家族のように暮らすようになる。ラグナが一箇所に留まるタイプではない事を察しており、それを気遣って素直に好意を言い出せずにいたが、後に意を決したラグナからプロポーズを受け婚約指輪を受け取った。
しかし幸せの絶頂期にエルオーネがエスタ兵の女の子狩りによって攫われてしまい、ラグナはキロスやウォードと共にエルオーネを助けるためにエスタに向かう。ラグナは知らなかったが、この時レインはラグナの子どもを身籠もっていた。
やがてエスタを救ったラグナたちは、混乱真っ只中のエスタを放ってはおけずエルオーネだけを先にウィンヒルに帰したが、子どもを産んだレインはそれから間も無く病死してしまった。最期を看取ったエルオーネによれば、生まれた赤ちゃんをラグナに見せたかったと、最期までラグナの名前を呼び続けていたという。
レインが死んだ後、エスタに戻る事ができないエルオーネはレインの息子と共に孤児院に送られてしまった。ラグナがレインの死を知ったのはだいぶ年数が経ってからであり、エルオーネを手放しレインのもとに戻らなかった事をずっと後悔し続けていた。
余談
本編でははっきりと語られないが、レインがラグナとの間に産んだ赤ん坊が主人公のスコール・レオンハートである。
レインが赤ん坊を産んでいたこと、キロスやウォードがスコールは母親似と語っていること、ラグナがスコールのカードを持っていること(キャラのカードは本人と縁が深い人物が持っている)など、伏線は存在している。またレインもスコールもどちらも「雨」を意味している。
レインの旧姓が「レオンハート」なのかは不明。エンディングでラグナが訪れたレインの墓には「レイン・レウァール」と書かれている。
スコール編のウィンヒルではレインの幻影がスコールの前に現れるが、本編でスコールがその意味を知る事はなかった。