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cv:中田譲治


概要編集

ゴールデンバウム朝銀河帝国の軍人。平民出身で階級は大佐。

青年門閥貴族フレーゲル男爵に参謀として仕えるが、人望・能力は男爵よりも高い。


リップシュタット戦役編集

帝国歴798年の銀河帝国皇帝フリードリヒ4世崩御後に起きた「リップシュタット戦役」においてはシューマッハも主君に従い門閥貴族軍に参加、男爵に多くの助言を行っている。

しかし門閥貴族軍はラインハルト軍の前に連戦連敗、最期の戦いにも敗れたフレーゲルは敗北を認めつつも敵戦艦に対して1対1の決闘を申し込むが、どの艦も無益な挑発に乗ることはなかった。

見かねたシューマッハは「だれもあなたの自己満足に乗らない。このうえは命があることを喜び、落ち延びましょう」と献言するが、フレーゲルは「帝国貴族のひとりとして滅びの美学を見せる」と頑として取りあうことはなかった。

シューマッハが「そういう寝言を言うようだから、戦に負けるのです。あなたの自己陶酔につきあうつもりはない」と告げるとフレーゲルは逆上、シューマッハを射殺しようとするが、フレーゲルの部下たちは人望がより厚いシューマッハを選び、男爵を射殺。艦はシューマッハの指揮のもと戦線を離脱した。


皇帝誘拐編集

シューマッハと部下たちはフェザーンに亡命後農場を経営するが、自治領主・アドリアン・ルビンスキーは幼帝エルウィン・ヨーゼフ2世の誘拐に利用しようと農作物が売れないよう圧力をかけ(帝国宰相・ローエングラム公爵の善政が民心を得ていることから誘拐は無意味とみていたが)、シューマッハは亡命貴族・アルフレット・フォン・ランズベルク伯爵と帝都オーディンに潜入、皇帝を誘拐する。

以後ランズベルク伯、エルウィン・ヨーゼフ2世とともに自由惑星同盟に亡命。ヨッフェン・フォン・レムシャイド伯爵を首班とする「銀河帝国正統政府」に准将として参加するが、同盟の敗北とともに「銀河帝国正統政府」は瓦解しレムシャイド伯は自殺、シューマッハはエルウィン・ヨーゼフ2世、ランズベルク伯とともに逃亡し同盟を放浪する。


捕縛編集

その後、時期は不明だがランズベルク伯らとも離れて一人で放浪するが、新帝国歴3年にルビンスキーが起こしたハイネセンポリス火災「ルビンスキーの火祭り」により、負傷・入院しているところを拘束され、憲兵隊の尋問を受けることとなった。

シューマッハの証言によれば、エルヴィン・ヨーゼフ2世は前年3月にランズベルク伯のもとから逃げ出し、それ以降は伯爵が拾ってきた見知らぬ子どもの死体を「皇帝の遺体」として扱っっていたこと、また捕縛された際に所持していた皇帝の死のいきさつを書いた書物はランズベルク伯の創作物であり、本物の皇帝がどこいるかは知らないと語った。

そして「地球教最後の実戦部隊が帝都フェザーンに潜入して皇帝ラインハルトの命を狙っている」こと、人数は30名以下でありそれらを壊滅させれば2度と再起できないであろうと語った。

報告は軍務尚書・パウル・フォン・オーベルシュタイン元帥の知るところとなり、「皇帝の健康回復と回復の暁には地球教の聖地である地球を爆破するであろう」との偽情報を流し、地球教徒をおびき寄せた。ラインハルトが最期の時を迎えていたヴェルゼーデ仮皇宮で地球教徒対帝国軍と居合わせたユリアン・ミンツらイゼルローン革命軍による戦いが行われ地球教徒は殲滅され、それからほどなくラインハルトは崩御した。


恩赦を受けたシューマッハは部下たちの待つ農場に帰ったが、すでに解体されて行き場を失ってしまう。その後旧知のアルツール・フォン・シュトライト中将の推薦を受け、少将の位を与えられ帝国軍に復職、しかし宇宙海賊との戦いで行方不明となってしまった。


関連タグ編集

銀河英雄伝説 フレーゲル アルフレット・フォン・ランズベルク

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