ロメオ・ジッソ
ろめおじっそ
ぼくを好きだと言ったのはウソなのかい?
頼む…助けてほしい…
徐倫ィィィィィィィィーーーーーーン!!
第6部「ストーンオーシャン」に登場。
序盤で登場した青年で主人公である空条徐倫のボーイフレンド。
車でドライブ中に人身事故を起こしてしまい、同乗していた徐倫が救急車を呼ぶよう説得したのに対し、警察沙汰を恐れたロメオは「逮捕されたら僕達の将来が終わって家族にも迷惑をかける(意訳)」と言い聞かせて徐倫を先に帰宅させて死体を遺棄していた。しかし、その後保身のために悪徳弁護士とグルになって徐倫に罪を擦り付ける。徐倫が裁判の判決で有罪、懲役15年が下った際ですら彼女を見捨てた。
もっとも、前述の人身事故はジョンガリ・Aが仕組んだ計画であり、ロメオ自身は計画に巻き込まれただけであった。
ちなみに、悪徳弁護士は裁判が終わった後に徐倫のスタンド能力による報復を受けた。
蜥蜴の尻尾切りで自由の身となったものの、後々になって罪悪感に苛まれたらしく、中盤で刑務所を脱走した徐倫達と再会した際には謝罪の言葉を述べた。しかし、その時点でロメオへの未練が吹っ切れていた徐倫に脱走を手伝わされる。ロメオは罪滅ぼしのために徐倫の手助けのために車とヘリコプターを提供し、自ら警察に嘘の通報をした。
上述にある通り、あまり褒められた人物ではなかったものの、のちに反省していたあたり、性格に一重も二重も難がある人物が多いジョジョの脇役の中では相当マシな部類と言える。
ロメオは一言で言えば ”弱い人間” である。弱い人間であるが故に窮地に立たされると動揺し、恋人を身代わりにする非道を働いたが、弱い人間であるが故に悪人になりきることも出来なかったのである。
事件の真相を知ったこともあって徐倫は最終的にロメオを許したが、それはそれとして去り際にお仕置きのキツイ一撃を喰らわせている。