概要
島根県仁多郡奥出雲町にあるJR西日本の駅で、1949(昭和24)年に木次線の仮乗降場として開業したのち、1958(昭和33)年に駅に昇格した。木次鉄道部管理の無人駅である。
JR西日本の駅の中で最も標高の高い駅で、726m地点に所在する。
駅舎は2012(平成24)年改築の2代目のもので、以前はブロック積みの駅舎であった。スキー場が周辺に点在しており、広島駅方面から芸備線を経由したスキー列車が運行されたこともあった。
駅の愛称
当駅の愛称は「高天原(たかまがはら)」である。以下は駅にイラストとともに設置されている説明文である。ただし、一部読みを補っている部分がある。
日本神話では、天に高天原の世界があり、地に葦原中国(注:あしはらのなかつくに)、つまり出雲世界があります。素戔男尊(注:スサノオノミコト)は高天原から出雲の鳥上(注:とりかみ)の峰(船通山)に天降(注:あも)り、八岐大蛇(注:ヤマタノオロチ)を退治されました。そして、奇稲田姫を妻に迎えて出雲国を治め、幸せに暮らされました。
駅構造
現在
1面1線の地上駅。
利用状況
- 2017(平成29)年度の1日平均乗車人員は3人である(国土数値情報より)。
利用状況比較表
年度 | 乗車人員 |
---|---|
1981年(昭和56年)度 | 4人 |
1984年(昭和59年)度 | 44人 |
1994年(平成6年)度 | 46人 |
2000年(平成12年)度 | 7人 |
2008年(平成20年)度 | 17人 |
2009年(平成21年)度 | 7人 |
2010年(平成22年)度 | 8人 |
2011年(平成23年)度 | 3人 |
2012年(平成24年)度 | 5人 |
2013年(平成25年)度 | 3人 |
2014年(平成26年)度 | 3人 |
2015年(平成27年)度 | 4人 |
2016年(平成28年)度 | 4人 |
2017年(平成29年)度 | 3人 |