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概要編集

島根県仁多郡奥出雲町にあるJR西日本で、1934(昭和9)年に木次線の駅として開業した。木次鉄道部管理の簡易委託駅である。

付近にある亀嵩温泉には多くの観光客が訪れる。


扇屋そば編集

当駅の委託先は駅構内に店舗を構える蕎麦屋であり、奥出雲そばを食べることが出来る。事前に予約をしておけば、到着時刻に合わせて蕎麦を作ってくれるというサービスも行っている。


砂の器編集

当駅は松本清張の小説「砂の器」の舞台として一躍有名になった。

ただし「砂の器」が映像化される際はここがロケ地から外される事がほとんどであり、まともにここでロケが行われたのは、フジテレビ山陰中央テレビおよび北海道文化放送仙台放送石川テレビ東海テレビ関西テレビテレビ新広島テレビ愛媛テレビ西日本ほかにて、1977(昭和52)年に放送された連続ドラマ版と2019(平成31)年に放送された単発3時間ドラマ版くらいである。


1974(昭和49)年の映画版でも当駅は使用されなかった。これについて当時のカメラマンは「そばの看板が邪魔になったのと、崖が迫っていてカメラが引けなかったから」と言ったとされる。同じ木次線の駅が代用され、駅舎が八川駅、ホームが出雲八代駅を使用して撮影された。

そのほか2004(平成16)年の連続テレビドラマ版(TBS系列局ほか)では山口線篠目駅2011(平成23)年の2夜連続テレビドラマスペシャル版(テレビ朝日系列局、ただし一部系列局除く)では信楽高原鐵道雲井駅が亀嵩駅として登場する。


駅の愛称編集

当駅の愛称は「少彦名命(すくなひこのみこと)」である。

以下は駅にイラストとともに設置されている説明文である。


駅の東北、中湯石に大国主命(注:おおくにぬしのみこと)や少彦名命を祀った湯野神社があります。この二柱の神様は協力して国造りにはげまれ、人々のために病気治療の法、動物の災いを除く呪(注:まじな)いの法などを定められました。また、神社の付近から湧き出る温泉の効能を守護されたともいいます。


駅構造編集

現在編集

1面1線の地上駅。かつては相対式2面2線の駅だったが、2番のりばが撤去された為、現在は1番のりばのみの棒線駅である。


利用状況編集

  • 2017(平成29)年度の1日平均乗車人員は23人である(国土数値情報より)。

利用状況比較表編集

年度乗車人員
1984年(昭和59年)度74人
1994年(平成6年)度84人
2000年(平成12年)度62人
2008年(平成20年)度34人
2009年(平成21年)度35人
2010年(平成22年)度32人
2011年(平成23年)度33人
2012年(平成24年)度37人
2013年(平成25年)度39人
2014年(平成26年)度28人
2015年(平成27年)度23人
2016年(平成28年)度23人
2017年(平成29年)度23人

隣の駅編集

種別←宍道方面当駅備後落合方面→
おろち号出雲三成駅亀嵩駅出雲横田駅
普通出雲三成駅亀嵩駅出雲横田駅

関連タグ編集

JR西日本 木次線

砂の器 島根県内の駅一覧


外部リンク編集

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