概要
島根県仁多郡奥出雲町にあるJR西日本の駅で、1934(昭和9)年に木次線の駅として開業した。木次鉄道部管理の無人駅である。
駅舎は2009(平成21)年に外壁がリニューアルされ、第1種駅名標は白地に黒で「八川駅」と書かれただけのものから、木製で「驛わかや」とレトロを意識したものに変わった。そのため、この看板に限ると見た目と文字のわりに歴史は浅いが、駅舎にはホーローの「集札所」、相当古い駅名標が残置されている。
駅前には「八川そば」という蕎麦屋がある。
駅の愛称
当駅の愛称は「脚摩乳(あしなづち)」である。
脚摩乳は日本神話に登場する日本の神の二神である。もう片方を担うのは手摩乳(てなづち)で、こちらは出雲八代駅の愛称となっている。以下は駅にイラストとともに設置されている説明文である。ただし、一部読みを補っている部分がある。
奇稲田姫(注:くしいなだひめ)の父神脚摩乳は、素戔男尊(注:すさのおのみこと)に尋ねられたとき、「私は大山津見神(注:おおやまつみのかみ)の子です。」といいました。つまり、山の神の子どもという意味です。この辺り、中国山地の山ふところに入って行く地点ですが、脚摩乳が山々を美しく守ってくれているのです。
駅構造
現在
1面1線の地上駅。かつては2面2線の駅で、最盛期には当駅始発・終着の列車も存在したとされる。
利用状況
- 2017(平成29)年度の1日平均乗車人員は1人である(国土数値情報より)。0人となっている年も多い。
利用状況比較表
年度 | 乗車人員 |
---|---|
1981年(昭和56年)度 | 24人 |
1984年(昭和59年)度 | 42人 |
1994年(平成6年)度 | 34人 |
2000年(平成12年)度 | 4人 |
2008年(平成20年)度 | 1人 |
2009年(平成21年)度 | 1人 |
2010年(平成22年)度 | 1人 |
2011年(平成23年)度 | 0人 |
2012年(平成24年)度 | 0人 |
2013年(平成25年)度 | 1人 |
2014年(平成26年)度 | 0人 |
2015年(平成27年)度 | 0人 |
2016年(平成28年)度 | 0人 |
2017年(平成29年)度 | 1人 |