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「相撲だぁー!!!」


概要編集

死滅回游の泳者(プレイヤー)の一人。滞留結界(コロニー)は桜島。


一言で言えば相撲大好きな河童

11月2日時点では宮崎にいたのだが、相撲を求めて東京を目指す事にした。しかし極度の方向音痴なようで「東…つまり右だな」という謎理論で桜島方面に突き進み現在に至る。


人物編集

外見は頭頂部だけツルツルの髪形一丁の細マッチョな男性。

典型的な河童の姿をしているが呪霊ではなく人間である。実際に頭と出で立ちが河童風なだけで嘴も甲羅も水搔きもない。作中の言動から受肉した過去の呪術師だと思われる。作者曰く「スーパー馬鹿にスーパー馬鹿が受肉したスーパー泳者」とのこと。


その見た目や言動からも分かる通り極度の相撲好き。常に声が大きい上にテンションも高く、老若男女問わずに道行く通行人達に片っ端から「相撲しようぜ!!」と笑顔で呼び掛けていた。

しかし、誰からも相手にされず(一方で誰も驚いたり通報すらもしてない)、また誰一人として相撲をしていない事を嘆き、地面に突っ伏して悲痛な叫びを上げていた。


そんな中、とある民家から聞こえてきた行司の掛け声に反応して窓を割って突入。テレビの相撲映像を目にして、家にいたおばあちゃんに両国国技館の事を教えて貰い東京を目指す事にした(この時にどこから持ち出したのかサングラスをかけている)。しかし前述通り、その方向音痴からうっかり桜島結界に迷い込み、もう一人の泳者の大道鋼と一緒にとある因縁の戦いに乱入する形になった。

この為に、泣きながら刀を探していた大道と泣きながら相撲相手を探していた彼が、憲紀の命をかけた戦いに闖入する形で合流したのはただの偶然であって互いに相手の事は知らない。


外見も言動も明らかに変人のそれではあるのだが、あくまで相撲に誘うだけで無理矢理襲い掛かったりはしていないところを見ると、割と倫理観はある方なのかもしれない。後述する領域の仕様を見ても分かるが、相撲自体もあくまで双方の合意に基づくものであり、決して無理矢理相撲を強要する事はない。加えて純粋に相撲を楽しみたいだけなので勝敗にもあまり拘らない。


その後の戦闘では、大道が言った言葉の意味が分からず苦悩する禪院真希を簡易領域による相撲に誘い、彼女が今の自分には見えない境地を知る為(及びこんがらがった頭を冷静にするためのクールタイムを得る目論見もあった)に応じると、ようやく相撲の相手が見つかった事に歓喜する。


相撲では純粋なパワーでは真希には及ばないようだが、技術で巧みに真希を投げて圧倒。

さらにそのやり取りの中で、「相撲に集中していない」事を察知、自らに足りないものが分からない真希の苦悩を見抜いて話を聞き、「相撲を通して伝える」として彼女に大道が口にした次の境地へのヒントやそこに至る心持ちを教え、これまでの環境から他人に頼るという発想自体を持てなかった真希のまさかの師匠の様なポジションとなる

そしてそれまでの迷いや葛藤を吹っ切って、晴れ晴れとした真希に敗北して相撲は終わった。


その後は、まだ真希との相撲を取り足りないという理由から(既に1000回以上も相撲を取ったにもかかわらずである)、呪霊直哉との戦闘に参加して大道との即興の連携で直哉を圧倒する。

しかし、直哉の領域展開によって形勢を逆転され瀕死の状態まで追い込まれたが、真希によって直哉が祓われた事で何とか助かる。そして大道の生存確認に倒れたまま力なく返事をしていた。


能力編集

基本的には相撲に基づく格闘で戦う。生得術式があるのかは不明。

しかし真希を相撲で真正面から圧倒し(純粋な力では及ばないようだが技術でいなしている)、特級相当の呪霊直哉にダメージを与え、話が合わない大道との即興の連携も難なくこなすなどその実力は本物。真希と1000回以上も取り組みをしても、全く消耗した様子も見せないなどスタミナも凄まじい。


簡易領域(名称不明)編集

「はっけよい」


相撲の土俵の結界を展開できる。土俵に手をつく体制と上の掛け声で展開する。

三代が相撲を取る為だけの簡易領域で、それ以外の全てが削ぎ落とされている。縛りの要素も排除した結果領域内の時間の流れが異様に速く、内部で1000回以上取り組みをしても外部では1分も経過しない程である(仮に1回の取り組みを1分で済ませたとしても8時間以上も取り組みをしていた事になる)。

簡易領域としては対戦相手がいないと成立しない上に、対戦相手の同意を得なければ展開ができないなど完全に戦闘目的ではなく、本当に三代が純粋に相撲を楽しむ以外の使い道がない(どのみち呪力ゼロのフィジカルギフテッドの真希は同意を得なければ領域には引き込めないが)。

その一方で、相手が了承すると領域展開のように空間が閉じるという特徴もある。


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  • カッパ六十四

相手に頭突きを食らわせる。ただの頭突きだが呪霊直哉にダメージを通す程の威力を持つ。

技名は九九の「はっぱ六十四」を文字ったものである。


余談編集

彼が相撲に誘った相手は以下の通り。

  • ゲームに夢中な男子小学生
  • 相撲を知らない外国人の学生
  • ドリンク片手に駄弁る女子高生
  • 犬の散歩をしていた老人

話しかける相手が悪かったのも断られた理由の1つかもしれない。


ちなみに相撲は本来女人禁制なのだが、女性である真希や女子高生も分け隔てなく誘う辺り、彼の純粋な相撲好きっぷりが窺える。尤も相撲が女人禁制になったのは明治時代以降なので、三代がそれ以前の時代の人間だった場合はあまり関係ないのかもしれないが。


前述した通り、結果的にこれまで誰かに頼るという発想を持てなかった真希の師匠のようなポジションになっている。


関連タグ編集

呪術廻戦 死滅回游 河童 相撲

禪院真希…事実上の弟子

大道鋼…同時に登場した。







270話のネタバレ注意


























新宿決戦が終わった後に大道鋼と仲良く再登場を果たす。相変わらず相撲で頭いっぱいの河童だが、これから虎杖来栖(天使)の術式で受肉体にされた被害者から呪物を引き剥がす作業が行われるため、死にたくなければ隠れていろと真希から助言される。大道も河童も真希にとっては絆を深めたライバルであり師匠なのだろう。しかし、河童は己の身に起きる危険など気にせずに相変わらず相撲で頭いっぱいであった。

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